スーパーに行けばひとり鍋用のカット野菜や、ポーション容器に1人分の鍋つゆの素が入っている商品が並んでいて、「ひとり鍋」がすっかり市民権を得たと感じる今日このごろ。それなのに! ひとり七輪はまだ爆発的流行には至っていません。これは、ブームを先取りして、アウトドアのトレンドリーダーの座を狙えばいいのでは!?
というわけで、フェニックスライズ製のコンパクト七輪「ひとり酒」とお酒、おつまみを携えて、焚き火ができる公園に繰り出します。
つまみといったら「やっぱりこれ!」なエイヒレ
今回セレクトしたのは、そのまま食べても、さっと炙ってもおいしくいただけるエイヒレとさけるチーズ。コンビニやスーパーで買える気軽さも大切なポイントです。
それでは、コンパクト七輪「ひとり酒」をセッティングしていきましょう。どんな炭でもOKですが、着火剤のいらないタイプが簡単で便利です。
火が育ったら、焼き網にエイヒレを載せます。きつね色になったら食べ頃の合図です。
炙ると香ばしさがアップ! ほんのり漂う甘さが、なんだかほっとする味わいです。エイヒレを一口、続いて日本酒をぐいっ。この上ない組み合わせです。
香ばしさでいったらさけるチーズも負けていない
繊維状に細かく裂いて味わうさけるチーズ。あえて裂かずに、炙って食べるのもおいしいらしいので、さっそく試してみます。
どれぐらい炙るといいのだろう、と思いつつ、しばし眺めていましたが、我慢できずに箸で持ち上げてチェックしてみたところ……。
こんがりと焼き色がついているではありませんか。ただ、焼き網にくっついてしまったのが残念です。油をひいてから、が正解でした。
はりついた焦げ部分を剥がして食べてみたら……、カリッとした食感がたまらない! スモーキーな味が加わって、ますますつまみ向きになった印象です。当初の予定では、さけるチーズの表面に焼き色をつけて食べるつもりでしたが、失敗したおかげで即席チーズせんべい的な味わい方もイケる、という発見がありました。