西日本最大級の自動車の祭典「大阪オートメッセ」は本日18時をもって大盛況のまま幕を閉じた。その会場の一角に展示されて、異彩を放っていたのが大型トレーラーハウス。自動車ショップと住宅建築メーカーが共同で立ち上げたトレーラーハウス専門ブランド「グッドリンクス(香川県)」によるものだ。
その概要を聞いていくと、クルマで牽引して自分が行きたい所へ行くことを主とした「キャンピングトレーラー」とは似て非なるものだった。その詳細を紹介していきます。
「キャンピングトレーラー」とはどこが違うの?
似た商品にキャンピングトレーラーがあります。同じく牽引トレーラーをベースとし、その上に居住空間を作ったもの。昨今のキャンプブームも相まって、各メーカーより様々な形や企画の製作・販売されています。
いっぽうのトレーラーハウスは「タイヤこそついているものの、同じ場所である程度の期間固定して使うのが基本」で、建屋も住宅用の建材を使う事が多い。今回展示していた『大阪オートメッセ2024』会場内では、一般ユーザーの来場が多いことを踏まえ住居タイプでの提案。いざ中に入ってみるとほぼ家で、なんと床暖房(オプション)まで搭載されていました。
「トレーラーハウス」のおすすめの使い方とは
ほぼ住宅同様のクオリティを担保しつつ固定資産税が不要というメリットを生かし、まず思い浮かぶのが居住空間としての使い方です。たとえばこどもが増えるなどで建て増しに迫られるとき。先述の通りトレーラーハウスなら建て増しならかかる固定資産税が不要で、将来こどもが独立するなど、部屋そのものが不要になった際もリセールでお金に変えることもできます。
ほかにも宿泊施設をはじめ従業員の休憩場として設置やエステサロンとしての設営といった実績も。またリースでの活用も増えているそうで、例えばトンネル工事などは掘り進めるごとに事務所(プレハブ)を持ち上げて移動するが、これならヒッチメンバーに付けて引っ張るだけで楽に移動ができます。
先の能登半島地震でもキャンピングカーの提供に関する報道がされたように、災害時の仮設住宅としての活用も今後は行政とともに模索していくそうです。