キャンプに行く際の必須アイテム「寝袋」。寝袋にも、その形や素材などによって、さまざまな種類があります。今回は冬のキャンプに最適な防寒タイプの寝袋について、ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社 コールマン事業部の広報担当・神田新悟氏に解説してもらいました。
標高の高い場所では寒暖差に要注意
前回説明した通り、寝袋を選ぶ際は快適温度をチェックして合うものを選ぶのが基本です。最近では、秋から冬にキャンプをする方も増えており、構造に工夫して防寒性を高めたタイプの寝袋も増えています。
「一般的に、気温は標高が100m高くなると0.6度~1度下がるといわれています。とくに山間部では思わぬ寒暖差に見舞われることがあります。昼間はよくても、夜になると途端に気温が下がり、温度帯が合わない寝袋だと寒くて寝られないということになってしまいます。
そのため、事前にキャンプ予定地の最低気温を調べ、予報の温度から-5℃くらい低めに見積もって、それに合うものを選ぶと安心です」
-8℃にも対応する寝返りも打てるマミー型
防寒性を高めたタイプの商品として、マミー型では「タスマンキャンピングマミー」が挙げられます。
「こちらは使用下限温度が-8℃以上で、マミー型の保温性を持ちながら、自由に寝返りが打てる可動性を高めた快適設計タイプです」
簡単に小さく丸められるコンプレッションベルトと、コンパクトに収納できる収納ケースが付いています。同様の形状で-15℃対応のモデルもあります。
【データ】
■タスマンキャンピングマミー/L-8
参考価格:1万5180円(税込)
使用下限温度:-8℃以上
サイズ:使用時/約83×203cm、収納時/φ約27×48cm
重量:約2.8kg
材質:ポリエステル
付属品:収納ケース
https://ec.coleman.co.jp/item/2000038771.html
※-15℃対応モデル(L-15)