キャンプに行く際の必須アイテム「寝袋」。寝袋にも、その形や素材などによってさまざまな種類があります。そこで、ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社 コールマン事業部の広報担当・神田新悟氏に、寝袋の基礎知識や選び方についてお聞きしました。
寝袋は大きく分けて封筒型とマミー型の2種類
テント内で眠る際に欠かせないのが、直接身体を包む布団のような役割を果たす「寝袋」です。英語ではスリーピングバッグ(Sleeping Bag)といいます。シュラフと呼ばれることもありますが、これはドイツ語の「Schlafsack」からきた呼び名です。
寝袋には大きく分けて、「封筒型」と「マミー型」の2種類があります。封筒型は文字通り封筒のように長方形を折り畳んだ形のものです。一方、マミー(Mummy)とは、なんとミイラのことで、ミイラのような形ですっぽりと体を包む人型のタイプを指します。
「封筒型はサイドにジッパーが付いていて、これを開閉して出入りします。寒い時期にはしっかり閉じて保温できるほか、夏には広げて敷き布団や掛け布団としても使えます。四角いので通常の布団のような感覚で寝られ、初心者でも違和感なく使用できます。
これに対し、マミー型はまゆのような形で頭まで隙間なく身体を包み込むので、フィット感に優れ、保温性も高いというメリットがあります。とくに寒い季節にはお勧めです」
寝袋を選ぶ際は「快適温度」を要チェック
寝袋を選ぶ際に必ずチェックしたいのが、「快適温度」です。
「寝袋の主な役割は、保温して安眠をサポートすること。寒いとなかなか寝付けなかったり、途中で起きてしまったりするので、きちんと快適温度をチェックすることが大切です。
キャンプ予定地の予想最低気温を調べ、そこから-5度低めに見積もって、適合する温度帯の寝袋を選ぶ際の参考にしていただければいいと思います」
幅広い温度帯から選べるシリーズも
「パフォーマーⅢ」は、洗濯機で丸洗いが可能な、初心者にも扱いやすい封筒型の寝袋です。快適温度5℃、10℃、15℃と幅広い温度帯をラインアップしているので、季節やキャンプ地の気温に応じて選ぶことができます。
【データ】
■パフォーマーⅢ/C5
参考価格:6380円(税込)
快適温度:5℃以上
サイズ:使用時/約80×190cm、収納時/φ約24×41cm
重量:約1.4kg
材質:ポリエステル
付属品:収納ケース