登山の極地やキャンプ場でいま人気のSOTOのギアたち。なかでもストーブは今やアウトドアの必須アイテムとしてなくてはならない、超定番アイテムとして定着しています。
そんな同社が2024年4月にリリースする新作発表会を先日開催。ソトラバ編集部が潜入してきました! 今回新作の多くが軽量化に特化。使い勝手が良く、品質がいい従来のギアにさらに磨をかけてきました。どれもはやく欲しい逸品ばかりです。
【01】CB TOUGH 130/230
2024年注目のSOTO製品トップバッターは、日本の山をもっと身近にするCB缶です。雪山でも使えるハイパワーのタフ缶はマイナス5度の環境下でも安心して使えて、OD缶と同等クラスの性能を兼ね備えつつ、OD缶より軽量になりました。
サイズは汎用品CB缶サイズと同じ230に加えコンパクトで軽量な130が登場。230は税込495円で130は税込440円と、OD缶よりもリーズナブルでお得なのもポイントです。
さらに注目はボンベキャップで、使う人の立場で考えられていました。SOTOの新作CB缶はシェルキャップ(取材時点では仮名)を採用。新作CB缶のボンベキャップはフラット形状で、収納時に邪魔にならずに高さを抑え、リュックの中でもキャップが取れにくくなっています。
さらに使用時に外したキャップがなくならないよう、ボンベの底にキャップがピッタリ装着可能。これで紛失の心配もなくなりますね。
【02】レギュレーターストーブ「トライトレイル」
SOTO新作発表会のセカンドバッターは、CB缶モデルの軽量でパワフルな登山用ストーブ「レギュレーターストーブ トライトレイル(ST-350/税込9900円)」です。私事で恐縮ですが、SOTOのアミカスクッカーコンボとST-310を登山とキャンプでフル稼働しているのですが、このSOTOの新作ストーブを手に取ったところ衝撃の軽さでした。
山登りもキャンプも軽量化したいと常々考えている多くの愛好家にとって、「これはいい、欲しい!」となるはずです。
この軽量化が可能になったのはどうしてなのか? SOTOの母体となる新富士バーナーは工業用や業務用など、プロ向けのバーナーを開発生産する会社。1/1000mmの誤差を見極める眼を持つ、プロ集団が開発製造を担っているから。というのがチコちゃん流の回答になるかと思います。
【03】フィールドカイト
3品目は薄くて軽く、かつ強度も兼ね備えたミニテーブル「フィールドカイト(ST-632/税込4895円)」です。1mmにこだわって削ぎ落とされた、登山者に嬉しい仕様になっていました。
アルミ押出材を天板に使い、シンプルな脚部とヒンジ構造が特徴。軽さは約300gで、厚みは12mm。専用の収納ポーチも今回見直されて素材はデュポン社のタイベック。高密度ポリエチレン製の耐久性に優れる素材です。
タイベックは極細長繊維を紡糸して熱と圧力でシート状に形成。白色で無毒、化学的不活性で添加剤も含まれていないのが特徴です。この専用収納ポーチは今回の新作ストーブ用もあって、このポーチだけを別売して欲しい! と思わせるほど。
【04】マイクロトーチ エッジ
4品目はプロダクトデザイナー浦田孝典氏が監修した新作マイクロトーチ「マイクロトーチ エッジ(ST-489:税込2970円)」。亜鉛ダイカスト成形のメタルボディデザインがイカしてます。
機能もガス不純物除去のためにタンク内に活性炭シートを入れ、空気孔の位置を変更するなど進化しています。ともかく高性能で使い勝手がよく、しかもカッコいいマイクロトーチエッジ。今回のSOTO新作発表会ですぐ欲しいリストの最上位にランクされた逸品でした。
2024年に発売されるSOTO新作ギアの発表会にお邪魔して賢く、正しく、SOTOのギアの真髄を学べました。従来品の名作も数多く展示されていて、どれも魅力的なフォルムを放ち、愛好家に人気があるのも深く納得しました。