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車体と一緒に揃えるべきウェアは? 自転車のプロが教える「サイクリングを楽しむため」の基本のキ 【vol.03】

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

  • ヘルメットをかぶる女性
  • サイクルライフアドバイザーの山口貴司さん
  • サイクリングにおすすめのパンツ
  • グローブはめるサイクリスト
  • 正しいヘルメットの装着方法
  • ヘルメットとグローブ

趣味に、フィットネスに、高い人気を誇っている自転車。私もサイクリングを始めてみたいけれど、わからないことだらけという人も多いことでしょう。そこで、そういった初心者の心配を一掃するため、「サイクリングを楽しむための基本のキ」シリーズをお届け。サイクルライフアドバイザーの山口貴司さんに、自転車の基本から楽しみ方までを教えていただきます。今回は、「車体と一緒に揃えるもの/ウェア編」です。

絶対に買うべきなのはヘルメットとグローブ

「車体と一緒に揃えるべきもの/その1」では、自転車に装着するアイテム類を紹介しましたが、今回は身につけるウェア編です。サイクリストの人たちが、いろいろな着こなしをして走っているのを見かけますが、はじめての場合、まずはどんなものを揃えたらいいでしょうか。

山口さんによれば、「ヘルメットとグローブは必須ですが、あとは徐々に揃えていけばいい」そうです。というのも、一気にいろいろなものを揃えようとすると、けっこうな出費になってしまうから。

ヘルメットは実際にかぶってサイズと重さをチェック

まず、自転車のヘルメット着用については、現在は「努力義務化」とされていますが、サイクリングに行くときは必須です。長距離&長時間の走行をすることになりますから、安全面からも不可欠なのです。

選ぶうえでは、とにかくサイズが合うものを選ぶことが一番大事です。「メーカーによって形状が異なりますから、同じMサイズだったとしても、きつかったり、緩かったりします」と山口さん。サイズ表示だけで選ぶと失敗しやすいので、必ず実際にかぶってみましょう。

そして、かぶったときにはフィット感と同時に、重さもチェックしてください。「極端に重いと首が疲れてしまいますから、軽いほうがおすすめです」(山口さん)。そのうえで、安全性の高さや通気性などを考慮することも大切です。

さらに、ヘルメットはファッション性も気になるところ。店員さんに機能性を確認しつつ、見た目も意識しましょう。

グローブは手にジャストフィットするサイズを選ぶ

グローブについては、ジャストサイズのものを選ぶのがおすすめです。「あまり緩いとグローブの中で手が動いてしまいますので、余分がないほうがいいです」と山口さん。ハンドルを安定して握れるのはもちろん、万が一転倒したときなどでも怪我の防止になりますから、しっかりとフィットするものを選びたいですね。

また、季節に応じて使い分けることも大事だそうで、「冬場は特に手足が冷えますので、冷やさないように、暖かい生地のものを選んだほうがいいでしょう」(山口さん)

ズボンは裾の広くないもの、通気性の良いものを

前述したように、ヘルメットとグローブ以外は徐々に揃えていけばいいということですが、実際にサイクリングに出かけるとき、服装はどんな点に注意すればいいでしょうか。

「まず、ズボンは動きやすいものがいいですね。そして、裾が広くないものを着用してください」(山口さん)。これは、タイヤやチェーンに裾が絡まないようにするためなので、特に注意したい点ですね。

「また、季節にもよりますが、上着も含めて、速乾性のあるものや温度調整のしやすいものがおすすめです」(山口さん)。これは、汗をかいたときの対応のしやすさが重要で、防風性が高くて通気性のいいものを選ぶといいでしょう。ちなみに、ダウン素材や発熱・保温素材の衣類はサイクリング用途には向かないので、避けたほうがいいそうです。

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