2023年9月2日(土)~3日(日)の2日間、「渋谷区」と「もしもプロジェクト」が連携した防災イベント「TOKYOもしもFES 渋谷2023」が代々木公園で開催されました。昨年に続き2回目の開催となる同イベントは「関東大震災から100年」の節目と言うこともあり、2日間で合計2万人を超える来場者を記録。そこで「防災の知識をキャンプへと活かそう」と言うことでソトラバ編集部はイベントへと突撃いたしました!
被災地での偵察用としても活躍する「軽装甲機動車」
このイベントで注目を集めていたのが陸上自衛隊のブース。中央の広場には練馬駐屯地で活躍する軽装甲機動車と野外通信システムが並べられ、子供たちとの記念撮影に応じていました。普通科部隊に装備される軽装甲機動車は、災害時の荒れた路面をものともしない走破性が与えられ、被災場所の偵察用として活躍してくれます。
小回りが利く4.4mのボディと屈強な4.5tの重量を持ち、4名の隊員を乗せることが可能です。
災害や有事の際には通信拠点を担う「野外通信システム」
一方、物々しい雰囲気が漂う野外通信システムは、トヨタ自動車とNECによって製作され、災害や有事の際には、通信システムの拠点を担う大切な任務を行うそうです。気になる諸元は全長5960mm×全幅2365mm×全高2660mmと大きく、空中線高が最大約12mとなり、展示車両は東部方面システム通信群で使用されています。災害時にいち早く駆けつけ、国民の命を守ってくれる自衛隊は防災・災害対策のエキスパートであり、その姿はとても頼もしいものでした。