こんにちは、元地下アイドルの姫乃たまです。
最近、フェニックスライズの「ひとり酒」なる調理ギアが人気らしいです。
「ひとり酒」は簡単に炭火焼きができる七輪のようなギアで、なんと持ち運びできるくらい軽量。炭を熾すためのカセットコンロなどが必要ですが、「ひとり酒」自体はおしゃれな女の子の小さなバッグに入るくらいコンパクトです。
そんな「ひとり酒」を担当編集のMちゃんが貸してくれるというので、最高のロケーションを考えました。
自宅のベランダで気軽に使えるところが魅力でもあるのですが、炭火焼きの肴をつまみながら酒が飲めるというのですから、何か考えたいところ。うーん……夕暮れの海かな。わあ、最高じゃん。
まずはおいしい地酒とおつまみをゲット!
というわけで、静岡県は伊東市にある海へと向かいました。
東京から伊東市に向かう道中、熱海にある綱代ひもの銀座へ立ち寄って、今夜の肴を選びます。
綱代ひもの銀座はひもの屋が立ち並ぶ通りで、私は「弁天」というお店にお邪魔しました。
弁天の店先に並ぶ冷蔵ショーケースの中から、かますのみりん干しを選びます。
夏の暑い日で、ショーケースの中から冷気が逃げないように、素早く扉を閉めました。
ほかに、そのまま食べられる焼カワハギも買いました。
店主のおじさんが保冷剤の代わりに凍らせたペットボトルを入れてくれて、なんだかときめきました。
さあ、肝心のお酒を買いに行きます!
やっぱり伊東の海で飲むなら地酒がいいですよね。
伊東駅まで移動して、近くの酒屋さんへ。伊東は東伊豆なので、日本酒「伊豆の里」と「伊豆みかんワイン」を買いました。
地域の酒屋で地酒を買う。この瞬間くらいテンションが上がる薬があったら、手を出してしまうかもしれません……。
Mちゃんが写真の見栄えにこだわったので、適当なグラスではなく、手びねりのお猪口もふたつ購入しました。飲むのが楽しみだ~。
乾杯の前に編集Mちゃんのやらかしが発動!?
近所の魚屋さんでマグロのお刺身も買って、一旦ホテルにチェックインしてから、タクシーで海に向かいます。
さて、海に出てきましたよ! うん、すでに暗くなりかかってて、嫌な予感しかしませんよ!
まあ、慌てず飲むか……と酒瓶に手をかけたところで、Mちゃんの「ホテルにお猪口忘れました!」が発動。えっ!
周囲には店もなく、暗くなりかかってて、グラスを貸してくれそうな人もいません。というか誰もいません。
どうしよう、グラスがないのか……。ラッパ飲みするか。それでもいいな。でもな、ラッパ飲みだとお酒の香りがあんまりしないんだよな……どうしよう。
そ、う、だ!
Mちゃんがキッチンバサミを持っているのを発見したので、ペットボトルの底を切ってグラスにすることにしました。
ブルーシート、懐中電灯、そして謎のペットボトル工作……。なんか災害時っぽい雰囲気が出てきました。
ペットボトルのグラスは、私みたいに雑な性格の人が作ると、必ず数カ所チクチクするところができるので、飲む時は気をつけてください。なかなかそんな機会もないと思いますが……。
おちょこ(?)もできたことですし、まずは伊豆みかんワインで乾杯します!
はー、これはみかんのワインだ! キリッと辛口だけど、みかんの甘みがほんのりするので、お酒に強くないMちゃんもおいしそうに飲んでいます。
しかし、完全に日が暮れているなー……。計画性のない人間に夕暮れ時はあまりに短い。
いまから「ひとり酒」を組み立てて肴をつくるわけですが、写真に写るかな。
もしかしてこれ……海でやらなくてもよかったのでは……?