車中泊ブームが覚めやらぬ昨今、中古のバンを手に入れてオリジナルのバンライフを満喫している人が急増中です。そんなアウトドアスタイルに憧れを覚える一方で、DIYでバンの内装をカスタムするなんて……と二の足を踏んでいる人も多いことでしょう。
そこで、100円ショップで手に入るプチプラアイテムを使って、普通のミニバンでも車中泊が少しでも快適になるプチカスタムを5つをご紹介します。
お風呂用保温シートでつくる「目隠しシェード」
最初に紹介するプチプラカスタムは「目隠し」です。車中泊でもっとも怖いのが、知らない人に車内を覗かれること。夜中に目を開けたら人が覗いていたという恐怖体験は、決して珍しいことではありません、そこで、DIYカスタムしたいのがウインドウの目隠しです。
フロントガラスだけならば市販されているサンシェードを使うのがおすすめですが、これはフロントガラスだけに限られてしまいます。そこで、簡単に使えるのが100円ショップで売られている「お風呂用保温シート」の流用です。
ウレタンマットにアルミシートが貼ってある商品なので、ハサミで簡単にカットすることができます。サイドウインドウやリアウインドウの大きさに合わせてカットし、四隅には小さな穴を開けて100円ショップで手に入る吸盤を取り付ければ完成です。
お風呂の湯温を保温するアイテムなので、アルミシートが表面に貼られているため防寒対策にも役立ちます。吸盤を取り付けるのが面倒ならば、強力なネオジウム磁石を使いクルマの外と中からガラスを挟むようにマットを固定するのも裏ワザです。
メッシュタイプのサンシェードで「換気対策」
車中泊しているときに、換気や車内温度を調整するために窓を開けることがあるかと思います。夏場であれば虫の侵入が気になります。充電式や電池式のべープやノーマットを使っても、窓を開けていたら蚊の侵入は避けられません。そこで、簡単に作れる「網戸」が効果を発揮します。
カーショップや100円ショップで売られている汎用の折り畳み式サンシェードを利用して、窓枠にピッタリと収まるものを揃えれば解決です! サンシェードは空気が通るメッシュ状の商品を選ぶのがコツで、より密着性を高めたいのであれば商品の枠を切り詰めて、窓枠に沿った形状へと加工しましょう。加工はそれほど難しくなく、ステンレス製の枠を窓の形状に合わせて曲げ直し、サイズが大きいようであればステンレスの枠をカットして調整してください。使わない時はクルリと折り畳んでコンパクトに収納できるので、サイドポケットやトランクの隙間に入れておくことができます。
「お薬カレンダー」を代用した小物&キーケース入れ
車中泊では、就寝中に荷物を運転席や助手席に詰め込むことが多く、必要なモノをカバンの中などに入れてしまい、探し出すのに苦労したことはありませんか? そんな面倒な作業をしないためにもオススメしたい商品が「薬用カレンダー」です。
これも100円ショップなどで売られており、吊り下げ式のカレンダーにポケットが付いているので、ヘッドレストの裏に下げておけば、ポケットに鍵やスマホ、充電ケーブル、タバコやライター、懐中電灯などを入れておけば使いたい時にすぐに取り出せます。ポケットには31日刻みのものもありますが、朝・昼・晩の3つに分けられた大きなポケットのものが使いやすいでしょう。