未就学児の子どもを連れてのキャンプに二の足を踏んでいるお父さん&お母さんキャンパーさんは多いことでしょう。自然のなかに飛び出してのキャンプは子どもにとって知育になり、様々なモノやコトに対して興味を示すようになります。モバイル機器やスマホでゲームを楽しむことを否定はしませんが、たまの休みに親子でキャンプに出かけてみることで、子どもはもちろん大人にとっても新たな気づきが得られるかもしれません。
昼夜の寒暖差で体調を崩さない服装を携行する
比較的過ごしやすいと言われている秋のキャンプですが、注意しなくてはならないのは昼夜の寒暖差です。キャンプ場のロケーションにもよりますが、標高800m程度の場所でも日中は25℃と暖かいのですが、少しずつ日が落ちはじめると途端に肌寒くなってきます。大人でも寒さを感じるのであれば、体温調節機能が未発達な幼児では、大人以上に寒さを感じているかもしれません。
そこで荷物が増えてしまいますが、子どもの着替えは多めに用意して防寒になるような上着(アウター)の準備も忘れないようにしましょう。また、朝晩の冷え込みも厳しくなるので、就寝時には厚手の靴下を履かせるなどの工夫が必要になります。もちろん、湯たんぽやカイロを活用するのも良いかもしれませんが、低温火傷のリスクもあるので一晩中使用し続けることは、避けることが大切です。
秋のキャンプでも熱中症対策は必須
熱中症のリスクは暑さが厳しい夏が終わっても、しっかり対策しておく必要があります。例えば気温こそ高くなくても、人の体温には「皮膚体温(皮膚表面の体温)」と「深部体温(脳や内臓の体温)」があり、水分補給を怠ることで深部体温が高まることで熱中症を発症してしまうことがあります。
とくにキャンプ場に来て遊びに夢中になっていると、ついつい水分補給を忘れがちになります。そこは親がしっかり水分補給を促してあげることで、熱中症のリスクを避けることができるようになります。また、水分補給を嫌がる場合は、ウイダーinゼリーなどのゼリー飲料で水分&塩分チャージさせるのも良いでしょう。
子どもがすぐ視認できるサイト選び
キャンプ場に到着してすぐに取りかかる作業がサイトの設営です。ある程度子どもたちが大きくなってきたら一緒に作業することができますが、未就学児の幼児だと状況によっては足手まといになることもあります。そこで子どもたちにはサイトの近くで遊ばせながら、常に子どもたちの居場所が確認できる広々とした芝生サイトを選ぶと良いでしょう。
それでも迷子になるリスクはゼロではありませんが、林間サイトなど木々の間にいくつものテントが立っている状況に比べ、拓けたサイトでは迷子になるリスクは低いと言えます。もちろん、行動する場合、兄弟・姉妹で一緒に出かけるように徹底することが大切です。
また、周囲のキャンパーさんが子ども連れのようであれば、到着した時点で「子どもがいるので少し騒がしいかもしれません」と挨拶しておくことで、お互いの家族同士で子どもたちの行動を気にかけるようになるので、迷子などのリスクを少しでも低減することができるかもしれません。