キャンプの醍醐味は、自然のフィールドでゆったりまったりできることです。都会の喧噪を離れ、窮屈な日常生活に縛られることなく、自由気ままに過ごせる魅力に溢れています。しかし、キャンプと言えども自由奔放に過ごすのは御法度。最悪の場合、命の危険を呼び込んでしまうので、やってはいけないNG行為をご紹介します。
酒宴の後はしっかり後片付けを行う
贅沢にお肉やキャンプ飯を楽しみながらいただくお酒は格別です。それが家族や仲間達との楽しい宴であれば、ついついお酒が進んでしまいます。それもキャンプのひとつの楽しみですが、お酒により酔いがまわり、ついつい後片付けをせずに寝てしまうことがあります。
残飯の臭いに引き寄せられて野生の動物が現れたり、昨今ではお腹を空かせた熊が現れるなど、「朝になってから片付ければいいよね……」という判断が、自分たちに身の危険をさらすことになってしまうこともあります。宴を楽しむのは否定しませんが、飲酒による睡魔に襲われる前に、少しずつ後片付けを行うなど、とくに臭いのあるものの後片付けは怠らないようにしましょう。
木炭や薪の処理もしっかり行う
焚き火やBBQで使った薪や木炭はなかなか消火しません。早く消そうと水をかけたくなりますが、灰が舞い散り、周囲のキャンパーへの迷惑行為となるので、火消し壺の用意はマストと言えます。火消し壺がなければ、消火するまで燃やし続けることになりますが、やはり睡魔が襲いはじめると木炭や薪の後片付けも怠りがちになり、最悪の場合、キャンプ場の芝生などを燃やしてしまったり、ちょっとした火種でも山火事の原因になる場合もあります。
失火により山火事を引き起こせば、都道府県によっては罰金を科せられることがあります。もちろん、ちょっとした過失が大惨事を招くこともあるので、しっかり消火してから就寝することを心掛けましょう。
チェックアウトまでの時短対策も大切
チェックアウトする日の朝は、テントのなどの撤収や使った食器の洗い物、テント内の荷物の後片付けなど、やることが盛り沢山。お隣のベテランキャンパーさんは、ゆっくりモーニングコーヒーを楽しんでいますが、こちらはドタバタと後片付け。朝、起床してチェックアウトするまでは思った以上に時間がありません。そこで、就寝する前に衣服などをしっかりまとめて片付けてしまい、翌朝はシュラフやエアマットを片付けるだけにするなど、前日のうちからチェックアウトする準備を始めておくことをおすすめします。