こんにちは、元地下アイドルの姫乃たまです。今日はアボカドを使って、小さなハンカチを草木染めします。前回、大きなワンピースをターメリックで染めたので、自信がつきました!
しかし、「アボカドを使うとピンク色に染まる」と聞いているのですが、アボカドでどうやってピンク色になるのか、全く想像がつきません。
今回用意したのは豆乳、アボカドの種と皮、ボウル、鍋、カセットコンロ、菜箸、まな板、包丁、染めるためのハンカチです。
ハンカチは綿100%です。まず前回同様、糊を取るために洗っていきますよ。
ああ、涙拭く木綿のハンカチーフください。
アボカドで染める場合は、アボカド自体に含まれているタンニンが色止めになるらしいので、ターメリック染めの時に使ったミョウバンは必要ありません。アボカド、便利。
ミョウバンって前回初めて知ったのですが、染め物以外で何に使うものなのかまだよくわかっていません。
パッケージには「なす漬けの色止め、れんこん・ごぼうのあく抜きに」って書いてあるけど、使ったことないなあ。みんなは使ったことあるのでしょうか。
豆乳を使うのも不思議ですが、これは素材にタンパク質を染み込ませないと色が入りづらいので最初に漬けるのです。
今回もボウルに豆乳と水を一対一入れて、ハンカチを漬けていきます。
アボカド染めに必要なのは「種と皮」
いよいよ草木染めの始まりです。しかし本当にアボカドの種と皮で染まるのかなあ。ターメリックはいかにも染まりそうな印象だったのですが、アボカドは未知数です。やっていきましょう。
ハンカチを漬けている間に、アボカドを剥いていきます。必要なのは皮と種だけなので、実は適当に食べてください。マグロと和えてわさび醤油で食べるとおいしいですよね。
選んだアボカドが思ったより硬かったので苦戦しましたが、きれいに皮が剥けました。
種もまるくて硬いので、スライスする時は怪我をしないようにお気をつけて!
とはいえ、想像していたよりはすんなり切れます。アボカドの種って初めて切った~。
ぐつぐつと煮出して染め汁をつくる!
この皮と種を小鍋で煮ていきます。強火で煮ると茶色に、弱火で煮るとピンク色になるそうです。不思議。
今日はピンク色にしたいので、弱火で煮ますよ。15分くらい煮ます。
その間にすすいだハンカチを干します。いまにも雨が降り出しそうで、乾く気配がありません。
しかしなんで染める時にまた濡れるのに一回乾かすのかなあ。謎だ。きっと理由があるんだろうな。
話は横にそれますが、今回使ってるキャプテンスタッグのカセットコンロ、デザインがめちゃくちゃ可愛いですよね。安定感もあって、鍋を置いてもいい感じです。
あと今日は結構風が吹いているのですが、ずっと火が安定しています。全然消えない!
家庭用のカセットコンロと何が違うのかなと思っていたけれど、風に強いという点でアウトドア向きなんですね。
さて、15分煮たのですが、小鍋の中の様子にほとんど変化がありません。そこでさらに15分煮ることに。
それでもお湯に色が出たり、見た目に変化がないので、めちゃくちゃ心配です。これほんとに染まるのかな……?
あまりに変化がないので放置していたら、小鍋の中の色が変わり始めました! これならちゃんと染まりそう!
本当はこの状態で一晩置いた方がアボカドの汁が酸化していいらしいのですが、待てないのでスプーンでかき混ぜて酸化を促します。なぜ酸化するといいのかはわかりません。きっとなにかしらの化学変化があるのでしょう。
弱火で煮ていたはずが、煮過ぎたのか茶色っぽい煮汁になっちゃいました。染めたらピンクになるのかなあ。
でも、この染料通りの色になるかわからないところも、草木染めの面白いところかもしれません。