愛車の大きさによってキャンプに持ち込むことができるキャンプ道具や荷物の量がおのずと決まってしまいますが、なかには積載方法が上手くなく無駄なデッドスペースが生まれていることもあります。そこで、初心者キャンパーはもちろん、経験値の高いベテランキャンパーでも意外と苦労しがちなキャンプ道具のパッキング術。工夫次第では、同じ荷物の量でも魔法にかけられたように簡単に車載できるようになるので参考にしてみてください。
鉄則に従って効率よく車載すること!
キャンプ道具をクルマに積む際にやりがちなのが、何となく積みやすいモノから載せてしまうこと。しかし、それでは走行中に荷物が動いて音が出たり、荷室のフロアを傷付けてしまうこともあります。正しいパッキング術の鉄則は、重たいものは下に、軽いものは上に載せるようにしましょう。荷室にダメージを与えないようにするには、タオルや衣類などを詰めたバッグなどをクッション材代わりに挟むことで、ダメージはもちろん荷物同士が干渉し合うことがなく音の発生も抑えることができます。
つまり、本来載るはずの道具や荷物が載らないという人であっても、上記の鉄則やちょっとした工夫で効率よく沢山のキャンプギアを積載できるようになるということです。
スタッキングできるコンテナボックスを活用する
カトラリーやランタン、シングルバーナーといった比較的コンパクトなアイテムはコンテナボックスに収納しておくと、車載しやすくなります。複数のコンテナボックスがあるのであれば「カトラリー」「ランタン・バーナー」「その他」など、ジャンル別にまとめておくと、クルマへの載せ下ろしはもちろん、サイトの設営時にモノを探す必要がなくなり、効率よく作業することができます。コンテナボックスはスタッキング(積み重ねる)できるほか、サイズ違いを用意することでデッドスペースを埋めることができるようにもなります。
整理整頓して載せた荷物は下ろす前に撮影しておく
せっかく綺麗に整理整頓して載せることができたキャンプ道具は、一度下ろしてしまうと同じ積み方を再現するのは結構難しいものです。キャンプ場に到着してチェックインしたら、早速テントの設営に取りかかりたくなりますが、そこは少し小休止をしてクルマに載せた荷物を下ろすときはスマホで写真を撮影しておくとよいでしょう。つまり、写真があれば元の状態に戻せるということです。
ただし、積んだ荷物は奥や下の方に隠れてしまうので、下ろす手順ごとに3〜4カットほど撮影しておくと、どこに何を積んだのかを明確に確認することができます。