標高が高いロケーションでも、夏のキャンプは気温が高く熱中症や日射病のリスクが高まります。対して、これから迎える秋のシーズンは暑さも和らぎ、過ごしやすいことからキャンプのベストシーズンとも言われています。他にもキャンプ場の予約が取りやすかったり、旬の味覚に舌鼓が打てるなど楽しみが沢山あるのが秋キャンプです。
キャンプのメインイベントが「焚き火(台)」
なんと言っても秋キャンプの醍醐味は焚き火です。もちろん、オールシーズンで楽しめるのが焚き火ですが、少し肌寒くなった夕暮れ時に火を起こして、1/fゆらぎを眺めながらリラックスするひとときは格別です。小腹が空いて食事まで待てない子どもたちのために焼きマシュマロするのもよいでしょう。
焚き火台は、多くのアウトドアブランドから発売されており、ソロ〜二人用のコンパクトなアイテムやファミリーで使えるサイズも用意されているので、仲間や家族の人数に合わせたサイズを選びましょう。最近ではホームセンターなどのプライベートブランド商品もあり、比較的リーズナブルに購入することもできますし、頻繁に買い換えるアイテムでもないので一点豪華主義で高額モデルを狙うのもありかもしれません。
地面からの冷気を遮断する「コット」が便利
テント泊と言えば、スリーピングマットやエアマットなどを活用するのが定番ですが、秋キャンプでは夜間、かなり気温が低下することもあるので、地面からの冷気をシャットアウトする対策が必要になります。そこでおすすめなのがコットです。コットを使うメリットは地面からの距離をとることで冷気を抑えられること。加えて、厚手のブランケットをかけてその上にシュラフを敷いて就寝することで、効果的な防寒対策にもなります。
3シーズン対応の「シュラフ」を用意する
シュラフには、限界使用温度と快適使用温度があり、使用するシーンに合わせて最適なアイテムを選ぶことが必要です。「とりあえず低価格のものでいいや!」と吟味せずに購入してしまうと、朝晩が冷える秋のキャンプでは就寝するのもひと苦労なんてことも。春や秋にもキャンプをしたいと考えているのなら、3シーズン対応で限界温度域が−5℃〜5℃のアイテムを選びたいですね。
もちろん、夏用シュラフであってもインナーシュラフ(シュラフの中に入れて使うシュラフ)があれば、秋キャンプでも寒さに震えることなく快眠することができますし、さらに電気毛布(電源サイトやポータブル電源が必要)や湯たんぽなども活用するのもおすすめです。