2023年7月29日(土)〜30日(日)の2日間、群馬県高崎市のGメッセ群馬で開催された『ALL関東キャンピングカーフェア2023』には、数多くのキャンピングカービルダーはもちろん、人気の軽バンや軽トラをベースにしたバンライフカーなど、そのスタイルは千差万別ながら、快適な車中泊が楽しめる架装が施されたクルマたちが数多く出展。そのなかから、ソトラバ編集部が注目したクルマをピックアップ。取材を敢行しました。
ハイゼットトラックベースのエコノライン?
会場で、エクステリアにもっとも個性的なカスタマイズを施した軽キャンパー2台を展示していたのが『Blow(ブロー)』です。
1台目は、ダイハツ・ハイゼットトラック(2014年9月~)をベースに、2代目フォード・エコノラインをモチーフにメイクアップした「ファニーライダー+FRPシェルキット」で、クロームメッキを施したフロントグリル&バンパーによる、いわゆる“光り物”系のフェイスパネルキットなどを装備。さらにシェルキットにより荷台を観音扉のあるキャンパーとしても使える空間に変身させています。
ポップアップルーフで居住スペースを拡大
またオプションとして、その観音扉にはモスキートネットやブラインドタイプのカーテンを採用した開閉可能な「窓」をはじめ、ボディサイドには船の窓を連想させる丸型の「ポト窓」を用意。
さらにポップアップルーフに加え、運転席後ろの「背抜き+シート交換」などもラインアップしています。ちなみに“背抜き”をしなくてもシルエットキットは装着可能です。展示車ではこのほか「ロンリーキャビネット」や、シェル内での車中泊を可能にするマットなども採用されていました。
エブリイベースでアメリカンスクールバスをオマージュ
もう1台が鮮やかなボディカラーを纏い、アメリカのスクールバスを連想させる「クールライダー」です。こちらはGMC社(アメリカ・GM社の商用車・ピックアップトラック・SUVブランド)のバスやトラックヘッドをモチーフにしたもので、スズキ・エブリイ(2015年~)がベースになっています。
フロント側に倒れ込むように開くこだわりのフロントカウルをはじめ、フェンダー/ライトベゼル/フロントバンパー/グリル枠/インサートグリル/ワイパーカウルで構成される「フロントフェイスキット」や、リアバンパー/リアバンパーバンパー/縞板パネルの「リアキット」、「リアゲートパネル」、「リア灯火類」、「ヘッドマーク」、「ダミーランプキット(2個)」を装備しています。