たくさんのキャンプ道具と日々接しているアウトドアショップの店員さんに、いま注目しているおすすめ製品を紹介していただくシリーズ。今回はUPI表参道の店長、溜池剛太郎さんに「子供に使わせたいキャンプ道具」をテーマに、注目のアイテムを選んでいただきました。
子供でも手軽に火起こしが体験できる
最近、キャンプでやりたいこととして、とても人気なのが「焚き火」です。実際、焚き火が目当てでキャンプに行くという人もいます。確かに、焚き火の炎には気持ちも癒やされますし、イベントとしても最高のひとときだといえます。
ファミリーキャンプの場合、焚き火は、子供に普段はできない体験をさせられる絶好の機会ですね。火を扱うことの大切さや怖さ、自然の醍醐味をリアルに伝えることができます。そこで子供に使わせたいアイテムとして、溜池さんが選んだのがファイヤースターター、「WILDO FIRE FLASH PRO LARGE(ウィルドゥ ファイヤーフラッシュ プロ ラージ)」(税込2035円)です。
これは焚き火のために“火起こし”ができる道具ですが、「お子様でもとても扱いやすくて、おすすめのアイテムです」と溜池さん。カラーは、ライム、ライトブルー、オレンジ、レモン、オリーブの5色が用意されています。
発火させやすいフェロセリウムを素材に採用
ファイヤースターターは、棒状の「ロッド」と、鍵状の「ストライカー」の組み合わせになっていて、両者をこすり合わせることで、火花を起こすことができます。ロッドの素材は、主にマグネシウムとフェロセリウムがあって、火のつきやすさに違いがあるそうです。
溜池さんによれば、「マグネシウムを使ったものは、比較的安価ですが、硬くて発火点も高いために、削りにくいという面があります」が、一方で、「フェロセリウムは、やわらかいうえに発火点も低いので、火花が散らしやすくなっています」
この製品はフェロセリウムを採用していて、軽くこするだけでかなりの火花が出せますから、子供でも簡単に扱うことができるのです。ファイヤースターターは、なかなか火花が出なくて苦労するイメージがありましたが、その印象が覆るでしょう。