たくさんのキャンプ道具と日々接しているアウトドアショップの店員さんに、いま注目しているおすすめ製品を紹介していただくシリーズ。今回はUPI 表参道の店長、溜池剛太郎さんに「オールラウンドに使えるアウトドアナイフ」をテーマに、注目のアイテムを選んでいただきました。
買いやすい価格帯で品質もいいのがモーラナイフ
ナイフは、料理のほか、さまざまな作業に活躍してくれる、まさに”キャンプに欠かせない道具“です。製品によって向き不向きもありますから、用途に合わせて最適なものを選びたいところですが、かといって、何本も買うのは、普通のキャンパーにとっては現実的ではありませんね。
そこで、オールラウンドに使える、つまり、一本でさまざまな用途に対応できるナイフがあると重宝するでしょう。とにかくたくさんのブランドやタイプがあって選ぶのに悩んでしまいますが、「なかでもモーラナイフは、比較的買いやすい価格帯で、しかも品質がいい、とても人気のあるブランドです」と溜池さん。
そのモーラナイフのなかから溜池さんがセレクトしたのが、「LOK BLACKBLADE (S) – ASH WOOD(ルーク ブラックブレード (S) – アッシュウッド)」(税込2万6950円)です。モーラナイフにはさまざまなラインアップがありますが、「LOK BLACKBLADEは、少しプレミアムなシリーズ、『アッシュウッドコレクション』のひとつです」(溜池さん)
リサイクルステンレスを使うなど環境面にも配慮
刃厚は約3.2mmで、ブラックPC(Protective Coating)が施されたブレードが特徴的です。「スウェーデン産のリサイクルステンレスを使っているほか、FSC認証された(適切に管理がなされている)森林から厳選したアッシュ材を使ったハンドル部など、環境面にも配慮されています」
「刃が厚く、強く、そして鋭さがある」(溜池さん)ため、肉を切ったり、魚をさばいたりはもちろんのこと、薪を割ったり、木を加工したりなど自然の中でさまざまに活用できるのが、LOK BLACKBLADEの持ち味です。しかも、「刃先の視認性がいいので、細かい作業もやりやすいんです」(溜池さん)。これは、実物を見ると、違いが明らかにわかります。