2023年7月29日（土）〜30日（日）の2日間、群馬県高崎市のGメッセ群馬で開催された『ALL関東キャンピングカーフェア2023』には、数多くのキャンピングカービルダーはもちろん、人気の軽バンや軽トラをベースにしたバンライフカーなど、そのスタイルは千差万別ながら、快適な車中泊が楽しめる架装が施されたクルマたちが数多く出展されていました。そのなかから、ソトラバ編集部が注目したクルマをピックアップ。取材を敢行しました。

車高アップにより走破性も高めてくれる

スバル・アウトバックをはじめ、アウディのオールロードクワトロやメルセデスベンツのオールテレーン、フォルクスワーゲン・オールトラック、ボルボ・クロスカントリーなど、ステーションワゴンをベースに最低地上高を確保したクロスオーバーモデルたち──。

アウトドアフィールドでは、確かにもう少し最低地上高が高ければ……と思うシーンが少なからずありますが、オーバーテックのプロボックスはまさにそんな願いを叶える一台です。

構造変更不要で最大40mmアップを実現

ジムニーやアルトなどの軽自動車のカスタム＆チューニングパーツを取り揃えるオーバーテックでは、サスペンションやリフトアップパーツを中心に、ガードバーやブッシュバーなどを取り扱うブランドです。このイベントでは、＋40mmアップの車高を実現する「MAX40（マックスフォーティー）リフトアップキット」（リフトアップブロックキット※保安基準上、構造変更が不要）を装着したプロボックスを展示。

この「MAX40」は純正サスペンションをそのまま活かし、ブロックを追加することで乗り心地をスポイルすることなく地上高アップを実現させてくれます。「ポジティブキャンバーの補正、ストロークアップの延長アダプターやスタビライザーの移設など、可能な限りジオメトリーを適正化するよう設計されています」とは、オーバーテックの松本さん。