ついに夏が到来!
梅雨も明けて、登山するのに快適な季節になってきました。厳しい暑さの日中を除けば、案外、快適に山登りを楽しめるものです。
そんな陽気に後押しされ、しっかりと水分補給をし、脱水症状と熱中症に気をつけながら、北アルプスの女王、燕岳の1泊登山にチャレンジしてきました。
今回はいよいよ、登山スタート!登山口を出発し、途中の休憩場所「合戦小屋(かっせんごや)」へ向かいます。
これが登山経験3回目の筆者。友人の「中学生も授業の一環で、燕岳に登るくらいだから大丈夫」という言葉を鵜呑みにして出発してみたら、序盤からいきなり険しい道が待っていました。
登山ビギナー、中房登山口からいざ出発!
まずは登山者登録をするため、登山相談所に常備してある紙に名前や住所などを記載して、入山前に「中房温泉(なかぶさおんせん)登山相談所」の前にあるポストに投函します。
登山の際には、遭難など万が一のために必ずこの紙を書き、投函してから入山しましょう。これは自分のためでもあり、周りのためでもあります。
準備が終わったらいざ入山!
入山前までは〝そこそこ大きい岩がある〟くらいの山道を想像していたのですが、実際には予想を上回る勾配! 激しい道のり!
あとから聞けば、登山口から途中の休憩施設「合戦小屋」に行くまでの、「合戦尾根」という登山道は、「北アルプス3大急登」と呼ばれるほど険しい道だそう。
なるほど。この山道は、なかなか体に堪えます……。
写真は、序盤から汗だくで満身創痍の筆者。登山口(1462m)から第一ベンチ(1660m)までで、すでにかなり息切れしてしまいました。
先が思いやられましたが、水分補給をこまめにしつつ、後ろも気にしながらゆっくりのぼっていくことに。
なお、後ろからの登山者の方が詰まっていることを感じたら、恥ずかしがったり無理して急いで登ったりしないで、道を譲り、先に行ってもらいましょう。登山では自分のペースを守ることが大切です。