瀬戸内海に浮かぶ島々を橋でつないだ海の道、しまなみ海道。広島県尾道市から愛媛県今治市にかけての全長約70kmを結ぶこのエリアは、海上のサイクリングコースとして人気を博し、いまや「世界7大サイクリングロード」のひとつとして、世界中から注目を集めています。
海の上を渡る長距離サイクリング。人生で一度はチャレンジしてみたいものですが、6つもの島を自転車で巡る旅となると、プランを組むのも一苦労。加えて各島での観光やグルメも満喫できるようにプランニングするのは、土地勘がないとなかなか難しいと思います。
そんなときに役立つのが、地元のサイクリストたちが最高のプランを選りすぐって提案したガイド『しまなみ島走PLAN』です。
地元を知り尽くした「サイクリストたちの知恵」をつめこんだ一冊
『しまなみ島走PLAN』は、しまなみ海道のおすすめプランが多数収録された、ナビゲーション本の最新版。
しまなみ海道の魅力を存分に楽しむモデルプランをベースに、周辺の立ち寄りたい観光スポット、宿泊施設やグルメの情報など、プラン立てに役立つ情報がぎゅぎゅっと凝縮されています。
こちらの本を制作しているのは、地元のNPO法人「シクロツーリズムしまなみ」。
その地域をまるごと楽しむ自転車旅行〝シクロツーリズム〟を広めている団体で、しまなみ海道を中心に、自転車に関するイベントを幅広く展開。そのほか、しまなみ海道の四国側の玄関口、愛媛県の今治市にある自転車旅に特化したゲストハウス「シクロの家」の運営も行っています。
いうなれば、この本は〝地元を知り尽くしたサイクリスト集団〟が自分の目で見た知識でつくった一冊というわけです。
それゆえ本書では、しまなみ海道周辺の詳しい情報が〝地元民ならでは〟の視点で詳しく紹介されています。
おすすめの立ち寄りスポット紹介では、メジャーな島グルメはもちろんのこと、地元の食堂といった、一般的なガイドブックではなかなか見つけられないコアなお店まで掲載。
ちょっとした立ち寄りスポットや旅の裏技もたくさん載っているので、すでに経験者の方も、きっとまだ体験したことのない〝しまなみ海道の楽しみ方〟に出会うことができますよ。
ちなみに同じ「シクロツーリズムしまなみ」が出版している関連書籍に、「しまなみ島走BOOK」があります。こちらは2万部を突破するほどの人気作です。
名前が似ているので混同しがちですが、「BOOK」はおすすめの立ち寄りスポットを詳細に紹介した本。「PLAN」はこうした観光情報をおさえつつ、それらを時間軸でつないで〝実際に行くプラン〟として紹介した本になります。
しまなみの観光情報を詳細に知りたい、イチから自分でプラン立てしたい、という方は「BOOK」向き。しまなみ海道は初挑戦で、間違いのないプランで旅を満喫したい、プランのベースがある状態から、自分なりにカスタマイズしたい、という方は「PLAN」向きです。
どちらの本の情報も、地元のベテランサイクリストによって厳選されたものばかり。自分に合った方を選んで、しまなみ海道サイクリングを存分に楽しみましょう。