山の天気は変わりやすいもの。突然の雨に遭遇することも全く珍しいことではありません。それゆえ、登山を嗜む人にとって、レインウェア選びは避けて通れない道。快適な山行を大きく左右するアイテムのため、レインウェアは信頼できる一着をセレクトしたいものです。
とはいえ、アウトドアウェアをタウンユースする人も増え、商品がどんどん多様化しているこの時代。情報が多すぎて、「何を選んだらいいのかわからない!」と、迷子になっている人もいるのでは?
そこでこのシリーズでは、数あるウェアのなかから厳選した一着を、さまざまな視点から解説していきます。
今回は、日本屈指の総合アウトドアメーカー「mont-bell(モンベル)」から、ロングセラー商品の「ストームクルーザー」をご紹介。レインウェアに必要なあらゆる機能が高スペックという、mont-bellのフラッグシップモデルで、いろいろな登山スタイルにもフィットする一着です。
圧倒的なスペックを誇る究極のレインウェア!
「これを買っておけば間違いない」と言われる商品は、どんなジャンルでもよく目にすると思いますが、レインウェアも例外ではなく、定番と呼ばれるアイテムが存在します。
それが、mont-bellの「ストームクルーザー」です。
さまざまなレインウェアのシリーズを揃えるmont-bellのなかでも、防水性、透湿性、軽量性のすべてにおいて、高い水準を誇ります。
当然、動きやすさも抜群で、どんな荒天でも「ストームクルーザー」を装備していれば、安心して山行に集中できると言っても過言ではありません。
定番商品らしく、ジャケットにおいてはメンズが7種類、レディースが5種類の豊富なカラーバリエーションを揃えています。
機能性を追求したギミックがありながら動きやすさも重視
そんな「ストームクルーザー」の、高機能を支えるヒミツに迫っていきましょう。
まず素材に採用しているのは、「GORE-TEX C-ニットバッカーテクノロジー」。この独自のニット素材が、高い防水性、透湿性、軽量性や快適な着心地の実現に大きくかかわっています。
また生地の「3層構造」によって、ウェアの強度を保つことにも成功。長い期間にわたって使い回せるという、ユーザーにとって嬉しい結果をもたらしています。
さらに極限まで縫製箇所を減らし、無駄のないシルエットを実現。着用時の動きやすは、いろいろなシーンで使える汎用性の獲得にもつながっています。
機能性はもちろん、長く、さまざまに使いまわせることによって、コストパフォーマンスをカバーする点は、ユーザー目線を大切にする、mont-bellの真骨頂と言えるでしょう。
雨の侵入を防ぐドローコードや手首部分ベルクロ
高い防水性・防風性で、歩行しながらも、雨の侵入や寒風の入り込みを防いでくれる「ストームクルーザー」。その理由は、腰、フード部分についたドローコードにあります。
手首部分のベルクロも、着用者をしっかり守るポイントです。同時にこれによって、必要に応じて通気性を良くすることもできます。
あらゆるシーンを想定してレインウェアを選びたいユーザーにとっては、嬉しいポイントではないでしょうか。