梅雨の合間の青空を期待しての夏高原で山旅をプランニング。日本百名山に数えられる名峰は、高原ハイクの醍醐味を味あわせてくれます。エアコンの名前にも使用された有数の高原は避暑にふさわしく、また名前に劣らずに霧深かった!
日本有数のリゾート地。夏はハイク、冬はスキー&スノボの天国
長野県の霧ヶ峰は車山を山頂に抱く広大な台地。夏は高原ハイク、冬はスノーアクティビティで知られる有数のリゾート地です。標高1924mの車山山頂からは360度のパノラマが広がります。夏の休日には広がる雲海のダイナミックさを堪能するために、スキー場ゴンドラ&リフトは夜明け前からフル回転でツーリストたちを迎えてくれます。
クルマでなら標高1800mからの100mを登るだけのお気楽ハイク
駐車場の「車山肩」ですでに標高は1800mの好立地。先述の通り台地状の山容は穏やかな登坂路。標高差僅か100m弱で山頂に立てるという老若男女に愛される高原は、むしろハイキングのノリでピークハントを達成できる夏山登山の入門コースとして知られています。
周囲は、さらに深まるガスで視界の先はただただ白壁。まさに霧ヶ峰です。視線はどうしても手前になってしまいますが、おかげで花々との出会いが待っていました。
周囲はガスガス。真っ白い壁となった車山高原一体。山頂碑となる大看板がなければ山頂と気がつかないほど。
ガスガスの眺望なしなら可憐な花々鑑賞も楽しい
霧ヶ峰の夏はニッコウキスゲをはじめとする高山花を愛でることができることでも有名です。山の花々は小さく可憐で、霧の中でも美しい色を咲かせているのでカップルはもちろん、小さな娘さん連れの3世代家族旅には花散策という楽しみ方も大いにありです。
春なら新緑の台地とレンゲツツジにコバイケイソウ、秋なら草紅葉とマツムシソウと四季折々の花々と山の色が味わい深いというのも人気の理由ですね。
霧ヶ峰の夏の主役といえばニッコウキスゲ。そのほかにはコオニユリ、カワラナデシコ、ヤマホタルブクロ、ヨツバヒヨドリ、ハクサンフウロなどがお出迎え。