キャンプ人口が増加するなかで、マナー面での弊害が問題視されています。ほとんどのキャンパーはしっかりルールやマナーを理解したうえで外遊びを楽しんでいますが、反面、守るべき約束事を理解していないキャンパーも少なからず存在します。とくに『これぐらいなら、いいだろう……』と安易になりがちな、「ゴミ問題」について考えてみました。
マナー&ルールを守れない輩が後を絶たない
「マナーが守れないならキャンプをするな!」と言いたいところですが、そもそもマナーを守れない、守らない輩は「マナーを守ろう!」的な啓蒙記事を読んでも、自分の行為を悔い改めようとは考えません。
しかし、自然を愛でるキャンプを持続可能なモノにしていくためには、ルール&マナーを遵守できない輩は排除されてしかるべきであり、キャンプ場も指をくわえて見ているだけではありません。事実、出入り禁止になるキャンパー(キャンパーとは呼べませんが)も少なからずいるのです。
ゴミ処理のルールは施設によって異なる
まず守るべきは「ゴミを捨てない」という一般常識だけではありません。キャンプ場には施設ごとに規則があり、そのルールに必ず従うことが求められます。ゴミ問題でいえば、自分が出したゴミはすべて持ち帰ることを明記している施設や、分別してからゴミ出しをしてチェックアウトすることを義務付けている施設、さらにゴミ処理を有料化している施設もあります。このようにルールはさまざまですが、キャンプ場を予約するときや受付時にしっかりゴミ出しのルールを確認することが大切です。
キャンプはすべてにおいて自己責任・自己管理が必要であり、使用したサイトはチェックインした時と同じ状態に戻してチェックアウトすることが鉄則です。サイトと同様に自分で出したゴミは自分で持ち帰り、自宅で処分するのが基本といえます。もちろん、ゴミを持ち帰る途中で道の駅やコンビニ、サービスエリアのゴミ箱に捨てるのもマナー違反であり、迷惑行為であることを忘れないでください。