カラッとした気持ちいい晴れ間のなか最高のレース日和となった、2023年5月27日(土)の富士スピードウェイ。観戦エリアに向かうレースファンの多くが、アウトドアワゴンにキャンプ道具を積んで運び、テント設営に精を出しています。すでにベースキャンプを完成させたグループは、早速ビールで乾杯。そんなレースファン(=キャンパー)たちを羨ましく眺めながらも、こちらはカメラ片手に観戦エリアを歩きます。そこかしこからお肉が焼ける薫りが漂い、食欲も刺激され、自分もキャンプ道具持ってくれば良かったと後悔虚しく、すべてが後の祭り。
2018年から開催されている「富士SUPER TEC 24時間レース」(以下、富士24時間レース)は、ENEOSスーパー耐久シリーズ2023の第2戦として開催され、全8クラス52台のレーシングカーがエントリー。5月27日(土)15時にスタートが切られると28日(日)15時まで丸1日ぶっ通しでレースが行われるのです。
それ故に、観戦者はみなキャンプ道具を持ち込み自分たちのキャンプサイトを作り終えると、そこからレーススタートまで思いおもいの時間を過ごしていました。あるグループはレーススタートまでテントで昼寝する人、ビール片手に仲間たちとBBQで食事する人、サーキット内のイベント広場に出展されたブースで買い物する人などなど、その時間の過ごし方は千差万別。
そんななかソトラバ編集部では、15時のレーススタートを待つキャンパーさんに突撃取材を敢行しました。
ご学友と10年ぶりにレース観戦!
【オザワさん/おにょえさん】
愛知県から富士スピードウェイにやってきたオザワさんとおにょえさん。二人は大学時代のご学友で、一緒にレース観戦するのは10年ぶりなんだとか。キャンプをするうえでオガワさんがこだわるのは、自作できるところは自作すること。2011年の東日本大震災をきっかけに防災意識が高まり、少しずつキャンプ道具を揃えていったとのことです。今回の楽しみは、『肉を喰らうこと。量より質を追求しました』と、オザワさん。
SITE SPEC:【テント/タープ】ロゴス/コストコ【テーブル】アルパインデザイン【チェア】コールマン【焚き火台】ロゴス ピラミッドグリル【ランタン】自作【ジャグ】100均
おにょえさんはヘリノックス好きのソロキャンパーさんで、月1回ぐらいのペースで西湖などの富士山周辺のキャンプ場に出かけているそうです。今回はオガワさんとのデュオキャンプとなりましたが、それぞれにテントを持ち込んで、やはりソロがお好みのよう。サバゲーを楽しんでいるせいか、持ち込んだギアは基本的にアースカラーを意識したラインアップ。『グループキャンプは、面倒臭いのであまり好きじゃありません……』と、今回は気心の知れた友人とレース&キャンプを楽しんでいました。
SITE SPEC:【テント/タープ】アルパインデザイン ポップアップテント【テーブル】ヘリノックス【チェア】ヘリノックス【焚き火台】モノラル ワイヤーフレームソリッド【ランタン】ゴールゼロ各種【ジャグ】DOD
ハイエースオーナー3家族でレース観戦
【野本さん、山口さん、浜田さんファミリー】
トイファクトリーのキャンピングカーを所有する山口さん、浜田さんファミリーに加え、ダイレクトカーズのハイエースを所有する野本さんファミリー。総勢9人(大人6人・子ども3人)の大所帯でも、しっかり寛ぐことができるパーティシェード/300+は、『暑くなると思ったのでダークルームシリーズでシェードを用意しました』とのこと。また、子どもたちが遊べるようにIGシェード+を持ち込み、休めるスペースを確保。ちなみに就寝はそれぞれのキャンピングカー(ハイエース)で寝るので、設営するのはシェードだけなので準備も簡単だったそう。『レース観戦を楽しみながら、友人家族と楽しみます!』とお話しいただきました。
SITE SPEC:【テント】コールマン パーティシェード/300+/シェードスクリーンIGシェード+【テーブル】バタフライテーブル90【チェア】コンパクトクッションチェア
学生時代の部活仲間と24時間耐久BBQ?【タヌキさん】
いさぎよく『肉を焼くことのみを考えてギヤ選定してます』とタヌキさん。この富士24時間レースは3回目で年1回のイベント(BBQ会)として、タヌキさんが肉喰わせ大会として開催しているそうです。すでに午前中からお肉を焼くいい匂いが漂い、眠くなったら8人用の広々テントで寝るというなんとも羨ましいレース観戦スタイル。仲間たちはレース好きとキャンプ好きが一緒になり自由気ままに24時間耐久BBQ大会を開催していました。
SITE SPEC:【テント/タープ】コールマン モンタナ/Soomloom【テーブル】キャブテンスタッグ【焚き火台】コールマン クールスパイダーステンレスグリル