キャンプ場は市街地から離れた場所にあるのが一般的で、街灯はほぼないので夜になると真っ暗になります。ナイトキャンプではサイトを照らすランタンや、トイレに行くなどサイトを離れるときの明かりとなる懐中電灯が必需品。
ガスやガソリン、オイルを燃料とするランタンがありますが、火を使わないLEDランタンは手軽で安心です。LED電球は明るさを「ルーメン」という単位で表示していますが、このルーメンとはいったい何なのでしょう。
光源としてLEDが優れている理由
ルーメンについて知る前に、まずLEDについての基本から。ちょっと難しい説明になりますが、LEDは発光ダイオード(Light Emitting Diode)という半導体素子のことです。
熱を光に変換する白熱電球とは違い、LEDは電子エネルギーによって発光します。低い消費電力で明かりを灯すことができるのがメリットで、白熱電球が点灯したとき非常に熱くなってしまうのに対し、LEDライトは点灯しても火傷をするほど熱くなったりしません。
また、白熱電球は「ワット」という単位で表示されますが、LEDはルーメンという単位で表示されます。LEDは家の照明や街のイルミネーション、クルマのライト、テレビ画面など身近なものにも使われています。
ルーメンは〝光の量〟を表す単位
ルーメンは光束の単位のことで、簡単にいうと光の量を表しています。商品パッケージには「lm」の記号で表示されたりしており、数値が大きいものほど明るくなります。ちなみに、ワットは消費電力を示す単位。白熱電球は消費電力が高いほど明るくなるためワットが明るさの目安になっていました。
LED電球のパッケージには、何ルーメンが何ワット形相当の明るさなのか表示されている場合もあります。ただし、同じに明るさに感じられるとは限らないため、これはあくまで目安としておいたほうがいいでしょう。