キャンプしながら極上の名湯が堪能できる
【施設名】「おとなしの郷」WATAZE OUTDOOR(和歌山県)
冬のキャンプの楽しみは何といっても焚き火です。身体が暖まるだけでなく、炎を見つめていると心もほっこり癒されます。でも、慣れていないと火をたくのは意外と難しい。そんな焚き火初心者におすすめなのが、レンタルグッズが豊富でいろいろな種類の焚き火台で手軽に焚き火の魅力が堪能できる、「おとなしの郷」WATAZE OUTDOORです。
〝美人の湯〟として名高い渡瀬温泉にあるこの施設は、すぐ近くに世界遺産の〝つぼ湯〟がある「湯の峰温泉」、冬場は川の中に「仙人風呂」が登場する川湯温泉もあり、温泉三昧が堪能できます。
温泉併設の穴場キャンプ場はキャンプグッズの宝庫
立地は、四村川の清流のほとり。炊事棟とトイレがあるだけのシンプルな施設ですが、テントサイトはフラットで使いやすく、トイレは便座ウォーマー&ウオッシュレットを完備しています。炊事棟の水道は温水が出るなど、快適さへのこだわりは抜群です。温泉施設は建物こそ古いものの、隅々まで清掃が行き届き、泉質もよく、とても快適なのです。
そして、このキャンプ場一番の特徴は、レンタルギアの充実度がハンパないところです。キャンプ好きの担当者が趣味全開、採算度外視、暴走気味に収集したラインナップは、ほかのキャンプ場のレンタル品では見かけないようなモノばかり。
weber社の「チャコールグリル」、Ooni Fyraの「ポータブルピザ窯」、本間製作所の「スモーカー」など、本格的な調理器具がズラリと揃います。筆者も、ココでウニのピザ窯を使ってみましたが、燃料はペレットなので初めてでも簡単でした。
火力が強く、高温で一気に焼き上げるためか、冷凍のピザがびっくりするくらい美味しく焼けました。地元和歌山のクラフトビール、「VOYAGER BREWING (ボイジャーブルーイング)」のラインナップとの相性も最高。ピザ窯ながら、機能はオーブンと同じなので、スキレット料理などにも使えます。