キャンプにはずっと興味深々だけど、まだ一度も行ったことがないという人はいませんか? 「どんな準備が必要?」「計画の立て方は?」など、知識不足で実現できなかった人も多いはず。そこで今回は、キャンプ当日までにやるべきことについて、順を追って解説します。
これに沿って準備・計画をすれば、安心して当日を迎えられるはずです!
準備・計画のおおまかなスケジュール
まずは、キャンプ実行当日までの全体スケジュールを把握するところから。初心者は、以下の日程を目安に進めていくと失敗しにくいはず。
まずはキャンプ場の下調べです。クルマか公共交通機関かを決めて、行ける範囲にあるキャンプ場をリストアップしましょう。ロケーションのほかにも、トイレが水洗なのか、周辺にコンビニがあるかなどの設備もチェックします。
余裕を持って準備するなら3カ月前から。初心者の初キャンプは、過ごしやすい気温の初夏、初秋がおすすめです。
人気のキャンプ場は、2〜3カ月前に枠が埋まってしまうこともあります。行き先を絞るのは早めの動き出しがベター。予約開始日はキャンプ場によって異なるので、事前にチェックしてなるべく早めにキャンプサイトを押さえておきましょう。
そして、持っていく道具は前日までに準備すればよいのですが、2週間前には持ち物リストを作っておきましょう。新たに購入するもの、現地のキャンプ場で借りるものなど、いずれにせよ直前になって慌てないようにすることが大切です。
また、キャンプ場周辺にスーパーなどがあるなら、食材は当日の買い出しでもOKです。
最初にチェックしておきたい5つのポイント
ここからは、具体的な手順を解説していきます。まずはキャンプ場に最低限、求めたい条件を決めましょう。チェックポイントは、おおむねこんなところでしょうか。
【初キャンプのチェックリスト】
●自宅から2時間以内に到着できる場所にあるか
●トイレ、炊事場、シャワー、売店など設備が充実しているか
●スタッフ常駐の管理棟はあるか
●道具や備品のレンタル・販売はあるか
●キャンプ場周辺に買い出しできる店舗はあるか
このように、初めてのキャンプでは、設備とサポート体制が充実した「高規格キャンプ場」が安心です。
スタイルに合わせて候補を絞り込み予約へ
キャンプ場をリサーチしている間に、漠然としていたイメージが徐々に具体的になるはず。「焚き火を眺めてボーッとしたい」「テント泊がいい」「クルマでなく電車を使いたい」など、どんなキャンプにしたいのか考えてゆけば、おのずと候補が絞られてゆくはず。
炭火バーベキュー、焚き火、アウトドアアクティビティなど、「やりたいこと」が明確なら、それに応じたキャンプ場を選びましょう。
宿泊方法は、テントだけではありません。バンガローやコテージ、トレーラーハウスなどもあります。必ずしもキャンプ=テント泊である必要はありません。グランピングなら、テントは常設でベッドが用意されている場合もあります。宿泊方法によって準備すべき道具が変わってきます。
もちろん、食事はどうするかも重要です。調理場が屋根付きだったり、食材一式がセットになっていたり。スタッフが食事を提供してくれるキャンプ場もあります。ただし別料金がかかったり、数日前までの予約が必要な場合もあるので要注意。
そして行きたいキャンプ場を決めたら、いよいよ予約です。キャンプブームの昨今では、人気キャンプ場は2~3カ月前に枠が埋まってしまうことも少なくありません。予約不可だった場合は、次の施設を当たれるように数箇所を絞り込んでおくとスムーズです。
ネット予約が可能なキャンプ場は多いですが、情報更新にタイムラグがあり、予約可能と思っていたらすでに埋まっていたり、その逆で満床となっていてもキャンセルが出ていたりすることもあります。
そのため、キャンプ場に直接電話をして予約するのがいちばん確実です。
その際、設備や周辺情報、オプションプランやアクティビティについても、確認しておきましょう。