今回は、キャンパーから絶大な人気を集めるアウトドアスパイス「ほりにし」シリーズ全4種のなかでも、とくに個性的な味わいの「ブラック」をピックアップ。燻製の香りとマッシュルームや椎茸の旨み成分が特徴的なこのスパイスと、相性の良いキャンプ飯を紹介します。
こんがり焼けた皮がポイント ~鶏手羽中のグリル焼き~
塩コショウで下味をつけた鶏手羽中をグリルでこんがりと焼き、さっぱりとレモンをかけました。ここに「ほりにし ブラック」をちょい足し。
焼鳥を食べている時に感じる〝炭で燻された美味しさ〟が、スパイスを振りかけるだけで再現され、ビールが進みます。
燻製風味の「ほりにし ブラック」は他3種類の「ほりにし」に比べ、合わせる食材を少し選びます。肉であれば、牛肉や豚肉より、だんぜん鶏肉に合う印象です。
とくにパリッと香ばしく焼き上げた鶏皮は、「ほりにし ブラック」との相性が抜群。皮の部分が多い手羽先や手羽中、鶏もも肉を選んで合わせてみてください。
鮭の香ばしさが引き立つ ~鮭のムニエル~
香ばしく焼いた鮭のムニエルにも、「ほりにし ブラック」がよく合います。魚介類は燻製にされることも多いですよね。そのせいか、とても馴染みのある味わいで食べやすいです。
ポイントはやはり、皮をパリッと焼き上げること。煮込み料理系にも「ほりにし ブラック」を試してみたのですが、あまり美味しく感じられませんでした。もともとの食材が持つ香ばしさをこのスパイスで格上げするようなイメージで使うと良さそうです。
ちなみに、付け合わせの野菜のバター焼きには定番の白ラベルの方が合います。一皿のなかでも食材によって味付けに使う「ほりにし」を変えてみる、というのも楽しいですね。