静岡県藤枝市の全域で、2023年4月22日から6月11日までの1カ月半に渡り、藤枝に息づく歴史や文化、自然、食や藤枝の伝統を守る名人、達人に出会える、体験型観光イベント「フジエダオンパク」。
期間中に行われる全50のプログラムのなかのひとつが、「野草のひみつ 野草のちから 身体が喜ぶ野草講座」。
日本和ハーブ検定一級取得、おくすり研究会薬草マイスター、野草塾つみ草代表のうんのちえこさんの案内のもと、自然が豊富な藤枝市瀬戸ノ谷エリアを散策します。
野草それぞれには効能がある
野草とは山野に自生する草をいい、山で見かける素朴な草花は、じつは人間の体に大切な栄養や刺激を持っています。
たとえば、3~4月に生えてくるツクシなら、むくみ解消や糖尿病予防、高血圧の抑制、眼精疲労の軽減など、ヨモギの若い芽は健胃、腹痛、下痢、貧血、冷え性などに効果があるといわれています。
旬の時にしか手に入らない野草は、予防医学の原点とも言える存在です。
野草を使った料理にも挑戦!
道端で見たことのある野草がじつはおいしかったりするんです。あのタンポポも食べられることはご存知でしたか? 根はタンポポ茶で飲まれてる方もいるかもしれませんが、花と葉はサラダや天ぷらなどにして食べられます。
このプログラムでは、座学とフィールドワークで野草について学んだ後に、実際に周辺を歩いて摘み草にチャレンジ。その後は予め準備してある野草とあわせて野草料理を作ります。
身近にあるがゆえに、一度魅力を知るともっともっと知りたい欲求が出てくる野草。なかには毒を持つ野草もあるので、うんのさんの説明をしっかり聞きながら一緒に楽しく野草について学びましょう。
なお、うんのさんは野草体験の子ども版「野草おやつ探検隊!つみ草とおやつを楽しむ散策」を2023年8月5日(土)、10月28日(日)に開催予定。こちらのプログラムでは、フィールドワークを体験したあと、野草を取り入れたおいしいおやつをいただきます。