一見無縁とも思えるキャンプと恋。でも、じつはキャンプには恋愛が芽生えたり、二人の距離が縮まったりする要素が満載です。恋愛関係の過程で、時には相手への不信感や嫉妬心が芽生えることも。そのようなときにもキャンプは役立つそうです。
人間関係と恋愛心理に詳しい専門家・晴香葉子先生にお話を伺いました。
嫉妬心にはパワーがついてくる
人を好きになると、「私だけを見てほしい」「相手の心を独占したい」という願望が生まれることも多いものです。時には自分以外の人にやさしくしたり、他の人に関心を持ったりするのを見て、相手への不信感や嫉妬心が芽生えることもあるでしょう。中にはそれがもとで束縛や監視を強め、妄想がエスカレートしてストーカー事件にまで発展してしまうこともあるようです。
でも、本来、嫉妬というのは心の動き、「情動」の一種で、ポジティブに考えれば自分の想いを再確認するきっかけになります。「こんな気持ちになるということは、それほど好きだったんだな」と自覚が芽生えることで、相手をより大切に思うことができます。
また、嫉妬心が芽生えると何かしらパワーが湧いてきます。そのパワーをプラスのエネルギーに変えていけばいいのではないでしょうか。束縛したり、監視したりとマイナスの方向にいくのではなく、「もっと自分を磨いて、振り向いてもらえるように頑張ろう」とか「もっと相手との関係を大事にしよう」とか、プラスの方向に変えていくことが重要なのです。