2025年4月5日(土)、6日(日)の2日間、代々木公園イベント広場で『アウトドアデイジャパン東京2025』が開催されました。同イベントは今年で15年目のシーズンを迎え、国内最大級の「体験型・体感型」アウトドアイベントとして人気を博しています。すでに東京13回、福岡8回、札幌8回、名古屋4回、大阪1回、神戸2回と日本各地で開催され、初開催からの14年間で累計196万人の来場者を数えるビッグイベントに成長しました。
広大な会場には112ものブースが並び、アウトドア体験ができるワークショップや人気アイテムに触れて実際に購入することができる物販コーナー、話題のSUV試乗会、キャンプ場のPRコーナーなど幅の広いコンテンツを楽しむことができ、アウトドアファンにとって垂涎のイベントになっています。そこで今回も、ソトラバ編集部が会場に潜入し、気になった注目のアウトドアギアをレポートします。
クーラーボックス需要が高まる季節が到来
ここ数年、日本の季節感が大きく変化してしまい、春が終わると一気に気温が上昇して猛暑の夏がやって来ます。そして、情緒のある秋は姿を消し、11月に入っても半袖のTシャツで過ごせる夏日が増えているのが現状です。そんな環境の変化により人々の生活にも大きな変化が生まれました。少しでも気温が高くなると「水分補給」と「熱中症対策」に気を使うことが日常になってしまい、クーラーボックスやポータブル冷蔵庫が大活躍しています。

以前までの日本では「クーラーボックス=魚釣りをするお父さんの道具」という認識でしたが、最近ではキャンプやレジャー、屋外スポーツでの必需品となり、クーラーボックスやポータブル冷蔵庫は欠かせない存在になっています。

そんな需要に応えるべく、話題を集めているのがスウェーデン生まれの「DOMETIC(ドメティック)」です。同ブランドはキャンピングカー用の冷蔵庫やクーラーボックス、ホテルの客室用冷蔵庫、レストランのワインセラーなど、“モノを冷やす”ためのアイテムを開発・製造するプロフェッショナルであり、アウトドアブランドとしても高い人気を博しています。
ポータブル冷蔵庫「ACX 35G」なら3WAYで使える
イベントの特設ブースには同社の製品であるクーラーボックスが並べられ、多くのアウトドアマンたちを虜にしていました。とくに注目を集めていたのが外部電源サイトや手持ちのポータブル電源(AC100V/DC12・24V)を使って内容物を冷蔵 / 冷凍できる「CFX3 35」や「CFX3 75DZ」です。

同製品はアウトドアやキャンプ、キャンピングカーなどで重宝するだけでなく、家庭用のサブ冷蔵庫としても使用することでできるのもうれしい限り。またAC、DC電源の他にカセットガス(CB缶)も使える3WAY冷蔵庫「ACX 35G」も大人気。

カセットガスはコンビニやスーパー、100円ショップでも購入できるので、電源のない場所でも気軽に使えるのが大きな魅力になっています。もちろんブースには氷や保冷剤を使用するハードクーラーボックスも展示されていましたが、日本の猛暑を考えるとこれからのアウトドアシーンでは冷蔵や冷凍機能を持つクーラーボックスが主流になることは間違いなさそうです。