ソトラバ

春のキャンプでも「電源アリ・ナシ」で快適さはグッと違う! 朝晩の底冷え対策は「電源+電気毛布」が正解

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


いよいよ待ちにまった春のキャンプシーズンがやって来ました。多くのキャンパーが冬ごもりするなかで、3月中旬を迎えても山間部では積雪があり情報番組では、連日雪道でのスリップ事故を取り上げるほど。つまり3月中旬はまだまだ朝晩の寒暖差があり、キャンプや車中泊を楽しむにはしっかり暖をとれるアイテムが必要不可欠です。

電動チャリのバッテリーを100Vに変換する

そこで注目のアイテムが、家電メーカーの「Areti(アレティ)」がキャンプブランドとして展開する「Cancamper(キャンキャンパー)」のオフィシャルサイトで、電動アシスト自転車のバッテリーを100Vに変換するインバーター『チャリパワー(ivt2499)』の販売を開始しました。

日本で普及している電動アシスト自転車の付属バッテリーは約250Wのモーターを稼働するため大容量ですが、残念ながら自転車以外での用途では使用することができません。そこでチャリパワーは、そのバッテリーを安定的に500WのAC100V正弦波で出力することができるインバーターです。

災害時などの緊急時やその備え、キャンプなどのアウトドアシーンで電動アシスト自転車のバッテリーが自転車での移動以外の用途で活躍。例えばAC出力でお湯を沸かし、電気毛布や扇風機の電源、さらにUSB出力でのスマートフォンの充電などフレキシブルに使えます。日本国内のメジャーブランドであるパナソニック・ヤマハ・ブリヂストンのバッテリーに対応するのも嬉しいですね。

春到来とはいえ朝晩の底冷え対策は必須

少しずつ気温が上がり過ごしやすい季節になりました。春のキャンプでは嫌いな虫を気にせず過ごせるメリットもありますが、キャンプ場のロケーションは山などに囲まれた場所が多く、標高も高いことから防寒対策は欠かせません。

平野部であっても就寝時の底冷え対策はしっかり行いたいもの。なかでも、テントの設営時には寝袋の下に電気毛布を敷いておくのがおすすめ。電気毛布1枚の消費電力は30〜70W程度なので、電源なしサイトでも小型のポータブル電源があれば問題なく使用することができます。

用途に合わせたバッテリー容量を選ぶこと

ポータブル電源選びは、小型から大容量まで様々な機種があり、何を選んでいいのか迷子になっている人も多いのでは? そんな方には、電気毛布といつも使うデバイスの充電ができる容量を目安に選ぶことが大切です。

また、大容量の電源は様々な家電に対応するため冬のキャンプでも心強い一方で、価格が高く重量もあるので持ち運びが困難になり、充電時間がどうしても長くなってしまうデメリットがあります。

対して、小型タイプの電源(バッテリー)があれば、持ち運びが簡単で車載しやすく、キャンプ以外でも用途が広がります。ただし注意したいのが、使用する家電の消費電力を調べておくこと。当然ながら、定格電力を超える製品は使用することができないので、スマホなどのメモ機能に記載しておくのもありです。