キャンプといえば、豊かな自然の中で過ごす時間が魅力のひとつ。日本国内でも、地方によって特色のある自然を味わうことができますよね。しかし、場所によっては目的地に向かうだけでほぼ一日がかりなんてことも……。
そこで今回は千葉、東京、神奈川など「南関東」にあるキャンプ場を紹介。都会のイメージが強い関東圏ですが、じつは様々な特色のある自然を味わうことができます。意外と奥深い関東の自然を、ぜひチェックしてみてください。
アクセス良好! 千葉の名水巡りキャンプ
【施設名】かずさオートキャンプ場(千葉県君津市)
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まず紹介するのは、千葉県君津市の「かずさオートキャンプ場」。館山自動車道・木更津東ICからクルマで約15分、公共交通機関ならJR久留里駅から徒歩約10分で到着します。南房総のほぼ中央に位置しており、首都圏からのアクセスも良好なので、東京からの日帰りデイキャンプでも満喫できるはず。
オートキャンプサイトが電源付きも含めて92区画あり、ログキャビンは設備のシンプルなものから、シンク・風呂・トイレ付きのものなど14棟あります。キャンプ場の周囲には川が流れ、施設内にはコイやザリガニの釣り堀も。
このキャンプ場の特徴は、千葉県下で唯一「平成の名水百選」に選ばれた名水を楽しむことができる点。キャンプ場のある城下町・久留里の「大井戸・自噴井戸」は水質の良さや有用な成分、美味しさから多くの人が水を汲みに訪れる観光スポットになっています。
自噴井戸から湧き出る水はその場で飲むことができ、「久留里の生きた水」と呼ばれることも。キャンプ場から久留里城へのルート上にも名水が湧き出る自噴井戸があるので、名水巡りをするのも面白そうですね。
【データ】
■施設名:かずさオートキャンプ場
■住所:千葉県君津市向郷766-1
■営業期間:通年
■URL:https://www.kazusa-autocamp.com/
天然記念物を見学できるキャンプ場
【施設名】大岳鍾乳洞 大岳キャンプ場(東京都あきる野市)
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東京都あきる野市にある「大岳鍾乳洞 大岳キャンプ場」は、都心からのアクセスが魅力。クルマならあきる野ICから約40分、あきる野市にある五日市駅からは、バスで27分で最寄りの「大岳鍾乳洞入口バス停」まで到着します。
同キャンプ場は全てフリーサイトで、上流サイト、下流サイト、森林サイトに分類されています。どのサイトも周囲に家などはなく、晴れた日の夜には星空が望めるでしょう。
「大岳鍾乳洞 大岳キャンプ場」は、名前の通り東京都の天然記念物に指定されている「大岳鍾乳洞」が見学できるキャンプ場です。鍾乳洞を構成するつららのような鍾乳石は、100年で1~3cmほどしか伸びない大変貴重なもの。鍾乳洞の中は1年を通して気温が約11~13℃に保たれているため、夏は涼しく冬は暖かく感じられます。
鍾乳洞の見学時間は9~16時。天井の低い場所や足元が滑りやすい所があるので、安全のために必ずヘルメットを着用しましょう。鍾乳洞内には各所に名前がついているので、マップを見ながら探検気分を味わえるはず。ハードなチャレンジコースもあるので、体力に自信のある方はぜひこちらも挑戦してみてください。
【データ】
■施設名:大岳鍾乳洞 大岳キャンプ場
■住所:東京都あきる野市養沢1587
■営業期間:通年 ※悪天候の場合は休み
■URL:https://ootakecave.com/index.html