夏とは違った魅力のある冬キャンプですが、悩まされがちなのが結露問題。外気温が寒いなか、テント内を暖かくしているとどうしても結露が発生してしまいます。結露が生じると寝袋や衣類が濡れてしまうだけでなく、寒さが増し、快適なキャンプとはいかなくなることも。そこで今回は、冬キャンプを快適に過ごすための結露対策を紹介していきます。
素材の選び方が肝心! 結露しにくいテントとは
結露が発生しやすいかどうかはテント素材に大きく影響されます。例えばポリエステルやナイロン製のテントは熱が伝わりやすいため、温度差によって結露が生じやすくなります。
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一方でコットンやポリコットン製のテントは、結露が起きにくい素材とされています。これらの素材は通気性が良く湿気を逃がしやすいため、テント内の湿度が高まりにくいのが特徴。冬キャンプを楽しむ際には、こうした素材の特性を考慮してテントを選びましょう。
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テントの設営場所も結露に影響する
テントの設営場所選びも、結露対策の大きなポイントです。水辺のキャンプ場は景色が良く人気ですが、湿度が高いため結露が発生しやすいというデメリットが。とくに芝生のサイトは湿気を含みやすく、結露が起きやすい環境なので注意してください。
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それに対して砂利や硬い土のサイトは、地面からの湿気が少なく結露が発生しにくい環境と言えます。さらに地面からの湿気を遮るために、テントの下にグランドシートやビニールシートを敷くとより効果的。湿気を吸収しやすい新聞紙も結露対策に役立ちますよ。