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熟練の技術と知識を持つ空の冒険者たち! 実はスリリングな競技スポーツの「熱気球」の魅力とは

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膨らんだ風船内の空気をバーナーの熱で温めることで空を飛ぶ熱気球。普段は見れない空中からの絶景を楽しめる観光アクティビティとして知られていますが、実はスリリングな競技スポーツとしての一面も持っています。今回はそんな気球競技の奥深さに迫り、その魅力を詳しく紹介していきます。

20種類にも及ぶ熱気球の競技種目

熱気球の競技は数多くありますが、基本的なルールはとてもシンプル。競技者は操作した気球からマーカーと呼ばれる約10センチ四方の砂袋を落とし、あらかじめ定められたターゲットにマーカーをどれだけ近づけられるか競うというもの。ちなみに競技には20種類にも及ぶさまざまなタスク(競技)が存在し、大会当日の気象状況によって競技委員会がタスクを設定します。

代表的な気球競技「PDG」「JDG」「HNH」とは!?

タスクの中で代表的なのが、「PDG(パイロット・ディクレアード・ゴール)」という競技。競技者が離陸前にゴールを選択し、そのゴールに向かってマーカーを投下します。反対に自分でゴールを選ぶのではなく、競技本部が決めたターゲットにマーカーを投下するタスクが「JDG(ジャッジ・ディクレアード・ゴール)」です。

さらに競技者が「ヘア気球」と呼ばれるターゲット気球を追いかけて、その気球が着陸後に設置されたターゲットにマーカーを投下する「HNH(ヘア・アンド・ハウンズ)」というタスクもあります。このように、タスクごとに細かなルールの違いがあり、それぞれが異なる戦略を必要としています。