テントを張って屋外で寝泊まりするのもクルマ×キャンプの醍醐味ですが、行く回数が多いほど時間をかけてテントを設営するのが面倒になってくる人も多いのではないでしょうか? だから車内にくつろげるスペースを設けて車中泊仕様に仕上げる人も多いです。
車中泊仕様はもともと室内空間に余裕がある軽バンやワゴンの方が快適ですが、ゆっぴーさんが乗るのはJA11ジムニー。お世辞にも車内が広くないクルマですが、ソロキャンなら十分くつろげます。
ノマドワーカーにもってこいなキャンプ仕様にリメイク
仕事の兼ね合いで4人乗りのクルマを探していたゆっぴーさん。昔の空冷ビートルやサニートラックといったレトロで味のあるクルマを狙っていましたが、故障のリスクもあって手を出せず、そもそもサニトラは4人も乗れない。そこでもう少し年式が新しく、なおかつ今のクルマにはないスクエアなフォルムに惹かれてJA11ジムニーを手に入れました。
外装は購入したショップである程度仕上げてもらったコンプリート車両。ランドローバー純正色、アルルブルーに近い色でオールペンして懐かしい雰囲気を醸し出しています。そして祖父からサンバーバンを譲ってもらったのでそっちを仕事車にして、ジムニーを自分とのみのソト遊び仕様にリメイクしたのです。
ゆっきーさんがキャンプにハマッたきっかけは、学生時代に友達と卒業旅行を兼ねた九州一周ツーリング。その中で「阿蘇山の上でコーヒーを飲もう」という話が出て、コーヒーセットとガスバーナーを購入。自然をダイレクトに味わうという魅力を知る、さらにキャンプギアを買い揃えるきっかけになりました。また以前建築関係の仕事をしていたことから、DIYでのカスタマイズにも挑戦!
この日は天候に恵まれたこともあり、タープを張ってくつろぐスタイルに初チャレンジ。
「クルマの中はあまり断熱性がないので、天気がいい日はタープが快適ですね。日差しをしのげるのはもちろんですが、雨が降っても大丈夫」。
ジムニー特有の横開き式リアゲートを目いっぱい開くと、裏側には吊り下げ式テーブルがお目見え。こちらはDIYで製作したアイテムのひとつで、材料をホームセンターや100円ショップで調達してサクッと作ってしまいました。コーヒーミルやドリッパーなどひとつひとつがオシャレで、大好きなコーヒーを淹れるのもはかどります。