ソトラバ

【連載コラム】「聖地ヨセミテ」に魅せられてvol.19 1000kmを走破する「キャンプ旅」奇岩と戯れるアラバマヒルズ〜ヨセミテバレーを巡る

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


今年の冬は気温が高めです。ドッジリッジスキー場は、積雪量がぎりぎりのところで営業していますが、そんな中でもクリスマスイブには雪が降って、ホワイトクリスマスを迎えることができました。さて話を戻し、前回のキャンプ旅の続きです。

ブレンダの愛称で親しまれるナイトメアロック

ローンパインキャンプ場と町との間には、アラバマヒルズという不思議なエリアがあります。シエラネバダの壮大な山々をバックに、巨大な岩柱がモコモコ隆起している独特の景観で、特徴的な巨岩には名前がついています。有名なところではナイトメアロックという、顔が描かれた岩があり、ブレンダの愛称で親しまれています。

何年かおきにお色直しがあって、今は赤い口紅が塗られているはずですが、今回は通行止めで見に行けませんでした。写真は2013年のツーリングで撮ったものです。この辺りは野宿キャンプができる人気のエリアですが、近年は人が増えすぎてマナーや環境などの問題が出てきたので、指定の場所でしかキャンプができなくなってしまいました。

メビウスアーチで記念撮影

アラバマヒルズには短いループトレイルがありますが、そのトレイル上にはメビウスアーチと呼ばれる橋状の岩があります。このアーチに囲まれた穴から山側を覗くと、ちょうどホイットニー山が入るので、皆ここで写真撮影です。

この晩は、ゲストが炊き込みご飯の素を持ってきてくれたので、羽釜をキャンプデビューさせました。最近家で炊飯器代わりに使い始めた羽釜は、軽くて持ち運びも楽なので、これからキャンプ炊飯で活躍しそうです。

石柱群と湖、山々が織りなすコントラストが幻想的

翌日はヨセミテに向かってのんびり移動です。ローンパインの町から395号を北上しますと、右手には、オーウェンズ谷と呼ばれる広大な平地が広がっています。山々からの雪解け水が流れ込む場所ですが、ロスアンゼルスの水源にされているため、水が完全に管理されています。

ここにある貯水湖の一つ、クローリー湖の湖岸にある石柱群を見に行きました。湖の南側から回り込んで、途中から荒れたダート道を登って、石柱が見える丘の上まで上がります。ちょうど石柱群に夕日の差す時間帯で、石柱群と湖、山々の幻想的な光景が広がっていました。

ここから歩いてビーチまで下り、柱の間を歩くこともできましたが時間が押していたので断念。ここからヨセミテ国立公園に向かいました。この日は、公園内のキャンプ場にテントを張りました。