キャンプに行くと、日中はアクティビティやバーベキューなど、野外ならではの過ごし方がたくさんありますよね。さらに、夜には満点の星空を眺めるという贅沢な楽しみも。そこで今回は、アウトドアでぜひ挑戦したい天体観測の基本を紹介します。
星座早見盤や天体観測アプリを使ってみる!
ただ星空を眺めるだけでも、いつもと違う日常を楽しめるかもしれません。ですが、せっかく星空がきれいな場所に来ているのであれば、星座を探してみるのがおすすめです。星座早見盤は小学生のときに、理科の授業で使った経験がある人もいるのではないでしょうか?
じつは星座早見盤の使い方はとっても簡単。まず外側にある「日付」の目盛りと、内側の「時刻」の目盛りを今の日時に合わせましょう。すると、今見える星座が円盤の窓のなかに表示されます。あとは観察したい星空の方向を向いて、星座早見盤の方位を自分の向きと合わせるだけ。意外と簡単に今見ている星座を判別することができます。
さらに最近では天体観測アプリも続々登場。夜空にスマホをかざすとARで星座の絵を重ねて観察できるものや、画面上で惑星を選択すると星の満ち欠けの様子などを教えてくれるものなど、様々な特長のあるアプリが開発されています。アナログな星座盤も味がありますが、より手軽に天体観測をするにはアプリもおすすめです。
天体イベントに合わせてキャンプをすれば最高の体験に
通常の星空を観察するのも良いですが、やはり流星群などの「天体イベント」は見逃せません。流星群とは、その名の通り一定時間にたくさんの流れ星が見られる現象のこと。実は、春夏秋冬それぞれの季節で流星群は起きています。
なかでも観察しやすく、初心者にもおすすめなのが夏の「ペルセウス座流星群」と冬の「ふたご座流星群」。この2つの流星群は、他の流星群と比べてもピーク時の1時間あたりの流星数がずば抜けて多いので、子供や初めて見る人でも楽しみやすい流星群です。
ペルセウス座流星群は、毎年7月17日から8月24日ころが活動の目安。最も活動が大きくなる「極大」は、8月13日ころとされています。ふたご座流星群の方は、12月4日から17日と、ペルセウス座流星群に比べると期間は短め。極大のタイミングは12月14日ころです。
国立天文台のHPでは各流星群の情報や時期を詳細に解説しているので、アウトドアに行く際にはチェックしてみると良いかもしれません。