キャンプなどの屋外アクティビティならではの楽しみの一つが焚き火。火を囲んでのんびり過ごすのは、心温まるひとときですよね。しかし一見同じように見える薪でも、木の種類によって燃え方などが異なるのをご存知でしょうか。今回は焚き火をよりいっそう楽しむために、木の種類や薪の特徴をご紹介します。
燃えやすく火力が強い針葉樹
まず木の種類は大きくわけて2つ、針葉樹と広葉樹があります。針葉樹は葉っぱが針のように細く尖っており、広葉樹は葉っぱが広いタイプの樹木。特徴は葉っぱの形だけではありません。針葉樹は樹液が多く含まれるため、広葉樹より燃えやすく、火力も強い傾向があります。そのため、焚き火を始める際の火付け材として使用するとよいでしょう。
しかし薪ストーブで針葉樹の薪を燃やす場合は注意が必要です。それは針葉樹を燃やすと1000℃以上の高温になるため。一般的に薪ストーブの耐熱温度は1000℃といわれており、ストーブ本体を傷める恐れがあります。
ほかにも針葉樹のデメリットとして煙や煤が発生しやすいことが挙げられますが、しっかり乾燥させることにより煙などは軽減されます。さらに針葉樹は値段が比較的安く、手に入りやすいのも魅力的なポイントです。