雨の日のキャンプはジメジメしたり汚れたりしそうで、どうしても敬遠しがち。しかし実は、雨の日ならではの隠れたメリットも少なくありません。そこで今回は、雨キャンプの楽しみ方をご紹介します。
人気キャンプ場の予約も楽々?
最も大きなメリットは、キャンプ場が空きがちになること。人気で予約が取りにくいキャンプ場も、雨予報だと空きが出ることがあります。普段よりも周囲に人が少ないので、キャンプ空間はプライベート感満載。その上、降り続く雨音が周囲のキャンパーの声や雑音をかき消してくれます。雨予報が続いている場合はぜひ、人気キャンプ場の予約サイトをチェックしてみましょう。
しかも雨キャンプは、虫が苦手なキャンパーにもおすすめ。晴れの日に比べて、雨の日には虫の活動が少し弱まります。特に蚊やブヨなどの飛ぶ虫は雨が苦手なので、雨の日の遭遇率は低め。ただし雨の日に活動する虫もいるので、最低限の対策はしておきましょう。
キャンパーのスキルアップに最適の場
雨キャンプを快適に過ごすためには、晴れの日とは異なる様々な工夫が必要。例えば設営場所は、なるべく水はけのいい砂利や芝生サイトを選びましょう。そして最初に設営すべきはタープ。屋根代わりになるので、雨をしのぎながらテントやテーブルなどを設置できます。テントの下には浸水防止のグランドシートを敷いておき、ぬかるんだ地面からペグが抜けないように大きい石を重しにするのもよいでしょう。
こういった雨の日ならではの工夫は、通常のキャンプでは得られない経験値になります。また他のキャンパーたちの雨対策を間近に見られるのも、醍醐味のひとつ。タープの張り方やサイトレイアウトなどを参考にすることで、キャンパーとしてスキルアップするきっかけになりそうです。