荷物の移動や設営、火起こしなど何かと体を動かす機会の多いキャンプ。滞在中にお風呂でゆったり疲れを癒やすことができたら最高ですよね。体に蓄積した疲労感を翌日に持ち越さないよう、寝る前には温泉に浸かって体を芯から労わりたいものです。
そこで今回は、「甲信越」に的を絞って“天然温泉が施設内に併設されたキャンプ場”をご紹介します。キャンプ場も天然温泉も施設によって様々な特徴があるので、ぜひ参考にしてみてください。
山の神々を癒してきた温泉「神湯温泉」
【施設名】キャンピングパーク神湯(新潟県魚沼市)
まずは新潟県魚沼市にある「キャンピングパーク神湯」から。こちらは日帰り温泉「神湯とふれあいの里」に隣接したオートキャンプ場です。電源無しが28サイトと電源有りが22サイト、全50サイトでクルマの乗り入れが可能。1区画が90平方メートルと広めに設定されているのも嬉しいポイントです。
他にもそれぞれ最大6名まで宿泊できるオーストラリア製のトレーラーハウス4棟、アメリカ製大型テントのソフトハウス3棟を常設。電源・ソファベッド・寝具が完備されていて、気軽に利用することができます。なかなか珍しい設備なので、「いつもとは違った雰囲気を楽しみたい」という人にぴったりではないでしょうか。また、大型の屋根付きバーベキューハウスがあるのも同キャンプ場の特徴。
日帰り温泉の入浴時間は10時〜22時まで。山の神々をもてなしてきたとされる源泉を使用した弱アルカリ単純泉の温泉で、ジャグジーやサウナ、露天風呂を完備しています。館内には休憩所だけでなく、キッズルームやゲームセンターも。お風呂の後にゆっくり過ごしたい子供連れの家族におすすめです。
【データ】
■施設名:キャンピングパーク神湯
■住所:新潟県魚沼市清本583
■営業期間:4月下旬~11月中旬
■URL:http://www.kamiyuonsen.com/camp-2/
温泉とキャンプが融合した
生きる力をとりもどすための施設
【施設名】四徳温泉キャンプ場(長野県上伊那郡)
長野の美しい渓谷の中にポツンとあるのが「四徳温泉キャンプ場」。コンセプトは温泉と森林浴で深くリラックスし、新しいエネルギーをチャージできる場所であること。プライベート感のあるオートサイトや野営的なフリーサイト、広々とした芝生の星空サイト、森と土の香りに包まれるフォレストサイトといった様々なシチュエーションを楽しめます。
温泉は開湯450年の美肌の湯で、現在も源泉を100%使用しています。入浴は45分枠の入替制で、時期によって営業日や営業時間が違うのでご注意を。温泉施設内にはカフェがあり、長野県産の生ビールを楽しむことができます。また平日はキャンプ場内の数カ所がワークスペースとして解放され、Wi-Fiも利用可能。自然の音に包まれながら、しっかり仕事に集中できそう。
同キャンプ場では、化学物質が川へ流れ出るのを防ぐため合成洗剤は使用禁止。調理器具や食器は汚れをしっかりと拭きとって、どうしても洗い場を使う場合は純石鹸を使用するよう決められています。ちなみに洗い場の蛇口から出る水は、森の地下から汲み上げた天然の湧水。綺麗で美味しい水をぜひ味わってみてください。
【データ】
■施設名:四徳温泉キャンプ場
■住所:長野県上伊那郡中川村四徳547
■営業期間:4月上旬~11月上旬
■URL:https://shitoku.net/