美しい伊勢湾に浮かぶ離島を巡る島旅。【日本とは思えないカルストを望む! 伊勢湾に浮かぶ「神島・菅島」船旅&プチ登山】でご紹介した初日の神島に続いて、二日目は鳥羽寄りにある菅島を訪ねます。
旅の二日目も海の幸からスタート
まずは、お宿で朝ごはん。一日目の昼ごはんも夜ごはんもお魚三昧で美味しかったのですが、もちろん朝ごはんも海の幸!
シンプルで王道な「ザ・日本の朝食」。ごはん、みそ汁、つくだ煮、漬物、海藻の酢の物、たまご焼き、しらす干しに海苔。驚いたのはみそ汁。
魚のあらのみそ汁なんですが、なんと、伊勢海老のしっぽが入ってました。あらと言っても、身がたくさん。いろんな魚が使われていて、旨味たっぷり、漁港ならではの贅沢なお味でした。朝から海の幸たっぷりで幸せな気分になりつつ、朝一番の定期船で菅島へ向かいます。
菅島漁港は島の北側にあり、答志島と向い合せな感じです。港から、島を周回するハイキング道へ。まずは東側にある灯台を目指して登っていきますが、その前に「しろんご浜」と呼ばれる砂浜へ寄り道。
毎年夏に行われる「しろんご祭り」の舞台となるところだそうで、島の海女たちが、神様に供えるためのつがいのアワビの初捕りを競うそうです。見てみたい……。
明治6年に建てられた菅島灯台は、レンガ造りの灯台としては日本で最古のもの。クラシックなたたずまいがとても素敵です。
島の最高峰は「大山」、標高237m。神島の灯明山と同じで、まったく眺望なし。登る人も少ないみたいで、踏み跡も薄く、道が藪に覆われかけていました。