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アオバトの飛来地でお宝探し? 照ヶ崎海岸で「ビーチコーミング」をやってみた

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

  • 今回のビーチコーミングで拾ったもの
  • 照ヶ崎海岸の浜辺
  • 照ヶ崎海岸に飛来したアオバトの群れ
  • 岩場で水を飲むアオバト達
  • 休憩にぴったりなOISO CONNECT
  • 足に負担のかかる石が続く浜
  • ピンクのプラスチックのイルカ
  • 流れ着いたガラスポット
  • 照ヶ崎海岸に流れついたもの

普段山に囲まれて暮らしている筆者は、海を見ると一気に「旅をした気分」に陥ります。そしてビーチに行くと必ずするのが貝や石拾い。とはいえ、それらを拾うためにわざわざ海に行ったことがないのが実情。フトした拍子にビーチコーミングのことを調べ始め、ついに行ってしまいました。

ビーチコーミング前にアオバト観察で気分をアゲる!

今回訪れた照ヶ崎海岸は、「大磯照ヶ崎のアオバト集団飛来地」として天然記念物にもなっている場所。遠い所をわざわざ来たのでアオバトも見ることにしました。

すごいレンズを持ったカメラマンさんが並ぶ後ろで見ていたところ、10数羽程度と思われる群れが飛来水を飲んで、また羽ばたいていきました。

アオバトの観察には日の出から午前10時頃までが良いと聞いていたので、果たして10時頃に着いて見ることができるのか不安でしたが、だいたいお昼過ぎまで、何回か群れが来ていたので、早い時間には行けないという人も、お昼頃までに行けば見られるかもしれませんよ。

台風一過の海岸はお宝の山のはずですが…

そもそも今回の主目的はビーチコーミング。シーグラスや映える可愛い貝を見つけたい! と思い、意気込んでやってきたのですが、アオバトに気を良くし、その後の苦労もこの時点ではわからず、「きっと良いものが、早々に見つかるに違いない!」と意気込んで探し始めました。

台風後に浜には多くのものが打ち上げられるそうで、ビーチコーミングのおすすめのタイミングとして様々なところに書いてあります。

おりしも、世間を騒がせた台風10号が去った直後で、浜にはさまざまなものが流れ着いていました。特に凄かったのは元は水辺で青々していた葦などでしょうか、スダレの残骸のようなものが漂着帯に山のようになっていました。

そして、そこには季節柄か片方だけのビーチサンダル、プラスチック片、ペットボトルや漁具、ガラスのボトル等のいわゆる”海洋ゴミ”がたくさん転がり、ゴミ袋を持ってきて、捨てられる場所を事前確認しておくんだった! と後悔しました。

ただ、いくら注意をしてもゴミは出てしまうものですし、その中にも個性的なゴミもあり、〝ゴミ〟ではあるものの、コレクションとしての楽しみもある。そもそも今回の目当ての一つでもあるシーグラスも元を辿ればゴミだな、などと思いながら海岸を歩きました。

念願のシーグラスを発見!!

探し始めた矢先に足元でキラリと光るシーグラスを発見し、きっとこの後から苦労なく見つかるものだとばかり思いましたが、その後小1時間、歩けど歩けどシーグラスは見つかりません。

石が多い海岸にはシーグラスが多いそうですが、照ヶ崎海岸はほぼ小石です。砂利や砂の途中に石が多いという場所ならまだ良かったのかもしれませんが、小石浜を歩くのは、足が埋まりそうになったり、足首が3Dで動いたりするため、相当足の筋肉を使うらしく何往復もしたら、かなり足が痛くなりました。足を怪我している人や、攣りやすい人は要注意です。

途中、釣り人に「お宝、見つかりましたか?」「ガラスの破片を探してるの? み~んな探してるよね。」と声をかけられ、その日何人もの人がコーミングしていたので、既に拾われた後だったのかもしれないと打ちひしがれました。