アウトドアには様々な定番アイテムがありますが、「ナルゲンボトル」もそのひとつ。元々はアメリカの「Nalgene」という企業が研究用装備品として開発した容器でしたが、軽くて気密性が高いことからハイキングやキャンプに使われるようになりました。現在ではキャンパーや登山者からも人気を集める同ギアの活用法を紹介していきます。
液体以外も持ち運べるオールマイティボトル
ナルゲンボトルは、半透明・透明の見た目をしたタンブラー型のボトル。様々なサイズ・デザインが発売されていますが、ほとんどはボトルに内容量の分かる目盛りがついており、「nalgene」のロゴが印字されています。
特徴は、何といっても「飽和ポリエステル樹脂」を使用した丈夫なボディ。アウトドアでのタフな使用に向いているのと、プラスチック臭が内容物に移らないのが大きなメリットです。
また完全密閉する独自のキャップシステムを採用しているので、気密性に優れ、液漏れも防止。飲み物をはじめ、スープやソースなどの液状のものはもちろん、スナック菓子など湿気に弱いものも安心して入れることができます。カバンの中に入れて激しく動いても、中身が漏れる心配もありません。中には水を入れたボトルに豆腐を入れ、キャンプなどに持ち出す強者もいるようです。
本体にはmlとozの目盛りが刻まれているので、計量カップの代わりとして利用することも可能。パンケーキやパスタソース、お好み焼きなどを作る際には、必要な材料を入れてシェーカー代わりに混ぜ合わせることもできるので便利ですよ。
冷凍から熱湯まで幅広く活躍
一般的なタンブラーだと、容器ごと凍らせると割れてしまったり破損したりする恐れがあります。しかし、ナルゲンボトルの耐冷温度はマイナス20℃。気温の高い夏場には、水やお茶を凍らせて鞄に忍ばせておけば保冷剤の代わりにもなります。ただしキャップをはずし、満タンにならないよう9割程度の水量で凍らせてください。
また、ナルゲンボトルは耐熱温度もずば抜けています。100℃まで対応可能なので、熱湯を入れて冬場は湯たんぽとして使ったり、余ったスープなどを冷まさずにすぐに入れることも可能。温度を気にせずに使い倒せるのは嬉しいポイントですね。