アウトドアでも定番料理として大人気のカレー。「隠し味にコーヒー粉を入れるといい」というのはよく耳にする情報ではないでしょうか。しかし、ネット上では「ピーチネクター」を入れるとカレーがより美味しくなるという説が流れています。今回は気になるその説について深堀りしてみましょう。
ピーチネクター入りカレーの作り方
ピーチネクターとは、桃の果肉をすりつぶして作られた飲料のこと。各メーカーから発売されていますが、株式会社不二家の「ネクターピーチ」がおそらく最も有名な商品でしょう。
カレーの隠し味として使う方法はとても簡単。いつも通り好きな野菜と肉を炒めて、水を入れる際にネクターを缶の半分の量(170ccくらい)入れます。そのまま具材を軟らかくなるまで煮て、カレー粉を入れたら完成。水だけで煮ているときよりも、スープにとろみが出て濃厚な味わいになります。
ネクターなので甘くはなるものの、桃の味はそこまで強調されずに程よい甘みと酸味が残るよう。ただ、入れすぎると甘くなりすぎてしまうので注意が必要です。子どものいる家庭の味付けにはピッタリなので、ぜひトライしてみてください。
なんで美味しくなるの? 秘密はピーチネクターの成分だった
ピーチネクターを入れることで、なぜカレーが美味しくなるのでしょうか? ピーチネクターは白桃を丸ごと裏ごしして作られているのですが、桃には食物繊維のペクチンがたくさん含まれています。このペクチンの働きのよって、カレーの具材を長時間煮込んだ時のようなとろみを簡単につけることができます。
実際に試してみた人も多く、ネット上では「カレーに桃の自然な甘みと程よい酸味が加わり、ホテルのカレーのような味わいになる」と好評な声が多いようです。大食いYouTuberの木下ゆうかさんも試しており、「ネクターの味が感じられて、それが美味しい」「食べたことないカレーの味」と話していました。