道の駅といえば、誰でも気軽に使えて休憩もできる施設。地域の物産品からお土産、飲食もできる快適に過ごせる空間です。しかしマナーやルールについての明確な決まりが分からず、利用の際にモヤモヤしている人もいるのではないでしょうか。今回は道の駅を利用するにあたり、気をつけるべきマナーやルールについてご紹介します。
道の駅は「休憩施設」のため車中泊はできない
よく挙げられる疑問として「車中泊はOKなの?」という疑問がありますが、結論から言えば道の駅での車中泊は基本的にできません。国土交通省のホームページにも、「宿泊目的での利用はできない」と説明があります。ただし、休憩を目的とした「仮眠」は可能。つい車中泊はOKと思いがちですが、注意が必要ですね。
道の駅は、市町村からの申請を受け国土交通省で登録されます。「休憩機能」「情報発信機能」「地域の連携機能」の3つが整った施設で、「休憩機能」の正しい理解が重要な部分。知らない間にマナーやルールを逸脱して、他の利用者に迷惑をかけてしまうことがないよう、施設の意味合いをきちんと理解する必要があります。
常識的なマナーを守るのが鉄則
駐車場の使い方に関しても、守るべきマナーがあります。焚き火やバーベキューなど、用途以外での使用は厳禁。なかには椅子や机を持ち出す人もいるようですが、これもNGです。また「長時間のアイドリングは禁止」としているところも多いので、利用する際には各道の駅のルールをよく確認する必要があります。
トイレなど水回りの利用も気をつけたいところ。例えば、洗濯やシャワー替わりに水を使うと他の人の迷惑となります。決められた用途以外での使用は避けてください。道の駅に隣接して温泉施設やコインランドリーが設置されている場所もあるので、そちらを利用すると良いでしょう。その他、ゴミの持ち込みや施設の電源を使用するのもマナー違反。常識的な範囲内での利用が求められます。