多くの方が一度は使ったことがあるであろう「イワタニ」のカセットこんろ。同社製本格アウトドア用カセットこんろ「タフまる」を愛用しているキャンプ好きの方も多いことだと思います。
そんなイワタニから世界的なカーデザイナーが手がけた、最高級のカセットこんろが発売されました。そのお値段、カセットこんろとしては異例の8万2500円(税込み)。気になるその内容をご紹介していきます。
和を極める佇まいのクラフトマンシップなこんろ
最高級のカセットこんろのカセットフー“極(きわみ)”。キャンプユーザーに大人気、風に強い本格アウトドア用カセットこんろの「タフまる」が、じつに7.5個買えるお値段です。
“極”はアルミを流し込み型を抜くという製法で作られ、工程の多くは手作業。アルミダイキャスト製法を用いて、黒を基調とした円形の本体には表面に小さな凹凸があるレザートーンの特殊塗装が施されています。
ローズゴールドに輝く円形トッププレートはまるで盃のようなデザイン。テーブルから浮いたような不思議なシルエットは、四角くて無骨な「タフまる」とは対局をなすコンセプト。繊細な意匠で仕立てられた最高級カセットこんろはデザイン好きなら心惹かれること間違いなし。
ヴィトンも認めるデザイン×高機能×京都の職人技
このカセットフー“極”を監修デザインしたのは山本卓身氏です。岩谷産業はEXPO 2025 大阪・関西万博で水素燃料電池船の運航を予定していますが、山本氏はそのデザインも監修しています。
また同氏はプジョー、シトロエンでのカーデザイナーを経て、フランスを拠点に様々なプロダクトデザインを手掛けた世界的なデザイナー。グランツーリスモとシトロエンのコラボで生まれたスーパーカー、GT byシトロエンのデザインでルイ•ヴィトン•クラシックアワードも授賞しています。
クルマ好きも気になる“極”。デザインもさることながら、機能にもこだわりが詰まっています。吹きこぼれて立ち消えても自動で再点火してくれる装置付き。連続スパーク点火でスムーズな着火が可能。弱火ノッチが付いて、微妙な火力調整もできるなど、シンプルながら機能的な仕様です。