優れた悪路走破性やワイルドなスタイリングは根強いファンが多く、歴代モデルをずっと乗り継ぐユーザーもいるほど魅力的な三菱の四駆といえばデリカ。いまでは唯一無二のミニバンとしての位置を確立させています。
そのデリカを愛してやまないユーザーのためのビッグイベントが「デリカファンミーティング」です。今年は梨県のふじてんスノーリゾートで開催し、全国各地から新旧デリカユーザーが参加。広大な会場があっという間にデリカで埋め尽くされました。
ロングセラーのデリカD:5はもちろん、歴史を築いたスターワゴンにスペースギア、そして今年はデリカミニユーザーの参加も増え、個性あふれる新旧デリカが会場を彩りました。
またデリカを販売する三菱自動車もユーザー体験型イベントを開催してミーティングを盛り上げ、デリカを得意とするアフターパーツメーカーもデモカーや商品を展示して参加者から注目を集めていました。さっそくイベントの模様を見ていきましょう。
車両展示や同乗試乗、ワークショップ開催で三菱もバックアップ
広々とした特設スペースに用意された三菱自動車ブースは、子どもから大人まで幅広い世代が思い出に残るような楽しいコンテンツを用意。
車両の展示はおなじみの現行モデルはもちろん、全国のカーショーに展示されたカスタムコンセプトモデルのデリカD:5&デリカミニシャモニースノーギアもディスプレイ。まだ実車を見たことがなかったユーザーも足を止めてチェックしていました。
また三菱自動車のイベントではおなじみ、同乗体感試乗会も実施。今回はゴツゴツした岩場をイメージした「階段昇降」、高さ40センチほどの凸凹した路面を走る「モーグル走行」を楽しむことができ、三菱4WD伝統と言える悪路走破性の高さを多くの参加者にアピールしました。
ほかに子どもと一緒にモノ作りにチャレンジできるワークショップも出展。おはしのクラフト体験は、安全性に配慮しながらカッターナイフで木材を削って世界にひとつだけの「マイ箸」を作ることができました。
また質感が高いレザーを使ったオリジナルのキーチェーン作りは、かわいくて実用的なアイテムだけに参加者たちも笑顔で製作に取り組んでいました。
初級者から上級者まで人気「タイヤ&ホイールカスタム」パーツを多数展示
カスタマイズの基本は足元から。タイヤはデリカとの相性が最も良いと言えるのが、オールテレーンやマッドテレーンといったゴツいトレッドパターンを持つオフロードタイヤ。日本グッドイヤーブースの注目は、新作のラングラー・デュラトラックRT。見た目はマッドテレーンのようなワイルドさを持ちながら、オンロードでの走行安定性や静粛性能を備えた新カテゴリーのラギッドテレーンを採用。
普段は街乗り、たまにアウトドアなどで未舗装路を走る人にオススメの逸品です。オフロードカスタムを得意とするロードハウスのデモカー、デリカD:5にも装着されていました。
オフロードタイヤのラインアップが豊富なトーヨータイヤブースは、センス良くカスタマイズされたデリカD:5&デリカミニを展示。デリカD:5の足元をタフに演出しているのが、ラギッドテレーン人気の火付け役とも言えるオープンカントリーR/T。オンロードでの耐摩耗性能や走行安定性、オフロードでのトラクション性能を見事に両立したモデルです。
一部のサイズにはロゴを白色で際立たせてオフロードテイストを演出する、ホワイトレターも設定されています。
タイヤと一緒に交換したいのがホイール。デリカファンミーティングでは国内大手のホイールメーカーも出展していました。モータースポーツ業界でも名高いレイズは、四駆&SUVをターゲットとしたチームデイトナシリーズ、大口径でスタイリッシュなモデルが充実したベルサスシリーズなど、新作&人気ホイールをズラリとディスプレイ。
老舗ホイールメーカーのウェッズは、バリエーションが豊富なウェッズアドベンチャーシリーズのメインラインアップを展示。今年発表されたニューモデルのマッドヴァンスXは、外周のデザインを共通とした3タイプのモデルを一挙に披露して話題を集めました。複雑で力強い造形はデリカの足元をたくましく演出してくれます。
デルタフォースのホイールは車種専用サイズを設定しているのが強みで、どんな仕様のクルマにもベストマッチ。ロングセラーのオーバルに加え、今年デビューしたオーバーランダーも展示。もちろん各モデルはデリカD:5向けのサイズもラインアップ。これからホイールの交換を検討している人は、選択肢のひとつに入れてはいかがでしょうか?