人の力だけで海(SEA)から里、そして山頂(SUMMIT)を目指すイベント「SEA TO SUMMIT」。アクティビティを通じてかけがえのない自然を考えよう、という主旨のもと開催されるイベントです。なお、山形 月山大会は2024年8月31日(土)・9月1日(日)に開催されます。
目指すは月山山頂! 21.5kmの行程に3つの種目で挑む
2日間の日程の内訳は、1日目が環境シンポジウム、2日目がアクティビティです。アクティビティというのは、湖、里、山のコースを、カヤック、バイク(自転車)、ハイク(登山)の3つの種目で進むというもの。
山形 月山大会では海ではなく、湖からスタート。月山麓の月山湖をカヤックで出発し、月山の登山口までの道をバイクで進みます。フィニッシュ地点は、出羽三山の主峰・月山の山頂。総距離は約21.5km、標高差1599mの道のりです。
参加は個人でもチームでもOK。チームは参加者それぞれに別の種目を割り当てても、1つの種目に複数人が参加してもOKです。また、障がいのある人や高齢者が参加できるパラチャレンジの部もあります。完走すると完走証明書が贈られますよ。
高山植物の宝庫・月山 登山ルートをゆく
山形 月山大会の醍醐味は、自然豊かな月山や月山湖の美しい風景。月山湖は、日本有数の豪雪地帯である月山の雪解け水が流れ込む湖で、寒河江ダムのダム湖でもあります。山形県・村山地方の水がめとして、また発電や川の氾濫を防ぐための湖として、地元の暮らしに欠かせないダムなのです。湖面からは月山や、朝日連峰を望めます。
ちなみに、カヤックステージはSUPやダッキー(小型のボート)など、カヤック以外のパドルスポーツでの参加もOKです。
バイク(自転車)で走るのは、出羽三山の主峰・月山までの勾配のある道。西川町の豊かな林間ロードを駆け抜けます。途中、五色沼と地蔵沼のそばを通ります。
ハイクは月山ペアリフトで移動した先の登山口からスタート。約3.5kmの登山ルートを登ります。月山は高山植物の宝庫でもあります。登山道の脇にさまざまな高山植物を見つけられるかも。
フィニッシュ地点の月山山頂に広がるのは、庄内平野、鳥海山、遠くには岩木山や八幡平までを見渡す絶景。山頂に鎮座する月山神社には月読命が祀られています。