2024年6月15日(土)・16日(日)の2日間、神奈川県平塚市で開催された「関東キャンピングカー商談会」には、さまざまな仕様のキャンピングカーが出展されました。会場がアウトレットモールということも影響してか、ガチ鉄板なハイエースよりも、意外にも現実的なミニバンベースの車中泊特化型バンコン仕様が目についたのも確かです。普通のミニバンでの車中泊は、巨大震災を経験してきた日本のキャンパーにとって一つの回答を見た思いがします。なかでもROCKY2のフリード+MV(Mountain Village)なら、ちょうどいいミニバンとして人気のホンダ・フリードでも快適な車中泊が実現できます。
普通のコンパクトミニバンで車中泊したい人に朗報
キャンピングカービルダーのROCKY2が持ち込んだフリードは、少しだけロングのフリード+。ノーマルフリードの全長比はわずかプラス30mmですが、このプラスαが就寝スペースの快適性を高めてくれます。フリード+は通常の3列シートの6人乗り仕様のフリードが全長4265mmなのに対して、+30mmの4295mmでありながら2列シートの5名乗車仕様という贅沢なモデルです。発表当初から車中泊仕様をキャッチフレーズに販売されていますが、フリードの福祉車両として車椅子の積載を可能にする設計開発から実現したモデルという素性があります。
ここが目の付け所です。これによりROCKY2では、大人2名がゆったり就寝することができるクラス最大級の就寝スペース長180cm、左右幅127cmを実現。日本人の平均身長(男性)が171.5cmと言われていることを考えると、余裕たっぷりのスペースが確保されていることがわかります。